麻生勝が変身した、ネオ生命体実験体第1号。バッタの遺伝子を人間に組み込んだ「改造人間」で、有機的改造を受けているため、変身前でも常人の数倍のパワーと反射神経を有する。
変身後の姿はバッタを模しており、全身を濃緑色の強靭な外殻状生体装甲が覆い、その繋ぎ目を黄金の生物的ラインが駆け巡る。
ZOは、人間の肉体を基盤としたネオ生命体の試作型にあたる。望月博士の分析によれば、人間の肉体を使っているため、ドラスよりも未熟とされていたが、4年間の昏睡中に腹部のレッドコアが大自然のエネルギーを存分に吸収したことで、ドラスと対等に渡り合える戦闘能力やテレパシー能力など、博士の予想を上回るパワーの発揮が可能となった。
感情が高ぶると真紅の目が眩く発光し、口腔部分から3対の牙状器官クラッシャーが一時的に飛び出し、敵を威嚇すると同時に、抑えきれない怒りが「気」となって後頭部のスリットから放出される。
なお、彼に「仮面ライダー」の名を与えたのは宏である。
愛する者を守りたいという強い意志や、悪への強い怒りが麻生の心に生まれると、それが変身のためのエネルギーとなって放射され、大自然のエネルギーと融合して光を発し、麻生の全身を包み込むことでバッタの遺伝子が組み込まれた体内のメカニズムが反応し、ZOへと変貌する。
歴代ライダーと同様に変身ポーズが存在するが、ZOのそれはきわめて簡素であり、最終決戦でのみ披露された。変身ポーズは精神を昂揚させて集中するためのものであるため、不可欠なものではない。
肉体は、超至近距離でドラスのマリキュレイザーが直撃したにもかかわらず、表面が焦げ付く程度で済むほどの強度を誇る。自己再生能力も高く、傷口も短時間で治癒される。
打撃は厚さ20センチメートルの特殊合金をぶち抜き、蹴撃は打撃の約3倍もの威力を発揮する。走力はオリンピック選手の4倍以上、跳躍力は一跳び130メートルである。
必殺技はZOパンチ、ZOキック。発声は基本的に行わず、技を決める場合は咆哮する場合が多い。島本和彦によるコミカライズ版ではライダーパンチ、ライダーキックとなっており、特にライダーパンチは「命を捨てた男の放つ絶対ギリギリの瞬間のきらめき」と呼ばれ、コミカライズ版の重要なキーワードとして扱われている。