サイクロン号(サイクロンごう)は、特撮テレビ番組『仮面ライダー』をはじめとする仮面ライダーシリーズに登場する架空のオートバイ。仮面ライダー1号と仮面ライダー2号の専用マシンである。単にサイクロンとも称される。
日本初のテレビヒーロー『月光仮面』をはじめ専用のマシンに乗るヒーローはそれまでも存在していたが、その多くは市販車そのままの形状であり、マシン自体にキャラクター性を持たせヒーローの戦力の一部としたのは『仮面ライダー』が初とされ、その後の作品にも大きな影響を与えた。
第1話から登場。後継車種と区別する時には、旧サイクロン号(旧サイクロン)とも呼称される。仮面ライダー1号=本郷猛が緑川博士の計らいでショッカー基地から脱出する際に使用し、以後の戦いでもライダーの力となり続けた。
低く姿勢を保つことで空気抵抗を減らし、走行スピードを上げてある程度の速度まで加速させた後、左ハンドルのクラッチ横のレバースイッチを押しこむことでヘッドライト周辺にカウル部分がせり出し、フラップ状のパーツが車体側面中央付近に現れて前に伸びカウルと結合。装甲が車体を覆うことで本郷の常用バイクからフルカウル形態に変形し、同時にジェットエンジンが始動して急激に加速し、高速走行によって発生する風圧のエネルギーを取り入れることで本郷は仮面ライダーに変身する。変身ベルトの左脇にあるサイクロン誘導装置を操作することで遠隔操縦も可能である。変形前でも小回りが利き高い機動性を発揮するため、高々度ジャンプや階段の登攀の際にはライダーに変身後も使用する。
車体には立花レーシングクラブのエンブレムが施されている。フロントのエンブレムの内側にはレーザーガンが隠されているが、劇中では未使用。メインエンジンはプルトニウム原子炉。補助駆動力であるジェットエンジンを併用することでさらに加速する。排気を行う6本のマフラーからは、撹乱用の煙幕サイクロン・レインボーを噴射できる。
第11話ではゲバコンドルを倒すため、サイクロン号による空中での体当たり攻撃サイクロンクラッシャーが使用された。
テレビ作品中では製作者は語られておらず、書籍などでも以下のように諸説ある。
本郷がヨーロッパに転戦する際には、仮面ライダー2号=一文字隼人に託された。その後は次第に劇中での出番を改造サイクロン号に譲っていくことになるが、第30話以降でも併行使用されているのが確認できる。1号が復帰エピソードである第41話で乗ったのが、旧サイクロン号の最後の活躍となった。