初代ガンダムの純粋な発展型。コード・ネームの「ゼフィランサス」はヒガンバナ科のタマスダレの学名で、花言葉は「清い愛、期待」。開発はクラブ・ワークスが担当。
次期主力MS開発のための汎用試作型MSであり、GPシリーズの中でもっとも「量産型」が意識されている。汎用人型兵器の思想を追求して、バランサーやセンサーをブラッシュ・アップまたは設計変更し、より人間に近い運動・可動が可能なように設計されている(この思想はのちにムーバブル・フレームとして昇華される)。実験機であるため、センサー類などが増設され、機体各所にむき出しで仮設されている部分もある。性能は初代ガンダムより3割近く向上するが、環境適応能力は若干落ちており、コア・ファイターの換装でおぎなっている。塗装は初代ガンダム(2号機)と同様に白・青・赤のトリコロールを基調とし、塗り分けもほぼ準じている。
宇宙世紀0083年9月8日に完成するが、制式なロールアウトは29日までずれ込んでいる。10月7日、アルビオンに試作2号機とともに搭載され、システム・エンジニアのニナ・パープルトンらAE社のスタッフも同行してフォン・ブラウンを出港、ジャブローで最終調整を受け、13日に評価試験場であるトリントン基地に到着する。
当初、GPシリーズのテストはAE社が独自に実施し、充分な調整ののちに連邦軍に譲渡される予定であり、パイロットも元連邦軍大尉でAE社のMS開発部門設立当初からテスト・パイロットを務めるニール・クレッチマンが予定される。しかし0083年9月9日、北米オークリー基地で搭乗していたテスト機(本機と同型のジェネレーターを搭載したジム・タイプ)が原因不明の事故により大破、死亡する。事故には不審な点が多いともいわれるが、連邦軍の調査チーム(コーウェン派ではない)は「ヒューマン・エラー」を主張し、本機を含む今後のテストはすべて連邦軍のパイロットによっておこなうことを通達している。
トリントン基地に到着した本機と試作2号機は、同基地の人員からテスト・パイロットを選抜するとともに、評価試験がおこなわれる予定であったが、到着したその夜に2号機がデラーズ・フリートに強奪されたため、その場に居合わせた同基地所属のコウ・ウラキ少尉が本機に搭乗するも、強奪は阻止できずに終わる。コウはそのまま本機のパイロットに任命され、2号機追撃の任に就く。ふたたびアルビオンに搭載され、アフリカから宇宙へ上がるが、10月31日に地上用装備のままシーマ・ガラハウ中佐のゲルググMと交戦し中破する。
漫画『0083 REBELLION』では、0082年12月31日に試作2号機とともにAE社の工場で建造中の姿が描かれている。