シェンロンガンダムは、1995年に放送されたテレビアニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」 (MS) のひとつ。
東洋の龍の意匠をもつ格闘戦用ガンダムタイプMSで、主要人物のひとりである「張五飛(チャン・ウーフェイ)」の搭乗機。機体名の「シェンロン」は、「神龍」の中国語読み。敵組織である「OZ(オズ)」からは「ガンダム05(ゼロファイブ)」のコードネームで呼ばれる。劇中後半では、強化型の「アルトロンガンダム」へと改修される。
スペースコロニー内の反地球圏統一連合勢力によるテロ作戦「オペレーション・メテオ」で投入された5機のガンダムの1機[1]。トールギスやウイングガンダムゼロを設計した元OZの技術者のひとり・老師Oが開発を手がけ、L5コロニー出身の少年・張五飛がパイロットを務める。
機体駆動システムを得意分野とする老師Oの思想を反映して、高い俊敏性で敵陣に切り込む近接戦闘を得意とする。このため5機中最大のファイティングアビリティ値を有し、中国武術の体さばきを再現可能なほどの関節可動域をもつ。武装も右腕の「ドラゴンハング」や「ビームグレイブ」といった、間合いの長い接近戦用装備でまとめられている。両肩アーマー前面にはレンズ状のファイティングサイトが設置され、戦闘中の情報収集や分析能力にも長けている[4]。射撃武装は頭部バルカン砲のみながらも汎用性はウイングガンダムに次いで高い。
機体名の「シェンロン」は五飛自身が名付けたものだが、普段は「ナタク(哪吒)」の愛称で呼ばれている。これは本機をかばって死亡した五飛の妻・竜妹蘭(自称ナタク)の影響からである。五飛は本機に妹蘭の魂が宿っているとしていた。
揚子江でOZ艦隊を壊滅させつつ南下し、インダス川補給基地やアフリカのヴィクトリア湖基地を襲撃する。最後はドラゴンハングを失った状態でOZの月面基地を単独襲撃し、集中攻撃を受けて鹵獲される。しかしこれは、より強い力を得ようとした五飛の計算によるものだった。