デナン・ゾンを指揮官用に発展させたベルガシリーズの第一弾。デナン・ゾン同様に近接戦闘用として設計された。ロナ家を中心とする貴族階級は、ほかの一般兵との機体の区別を早くから要求しており、この命を受けて指揮官機として開発された経緯がある。 CVの指揮官用MSは古代バビロニア王国の神像をモチーフとしており、ベルガ・シリーズは頭飾付きのバビロニアの兜を模した頭部に統一されている。ドレル機は紫を主体としたカラーリングで、一般機も同様の配色となる。
デナン系と異なるフレームを採用し、外付けジェネレーター直結の独立スラスターを組み合わせ、AMBACシステム兼用のシェルフ・ノズルをもつ。本機では、個々のスラスター3基の組み合わせが2組装着されている。これにより従来機に比べ圧倒的な機動性と運動性を発揮する。デナン系に比べ先鋭的な調整がされており、エース級パイロットでなければ乗りこなせない反面、最初期の機体のため性能はベルガ・ギロスに劣る。
背中にはビームフラッグが装備されている。これは背中から散布した酸化燃料触媒に荷電粒子ビームを照射することによって文字や図案が書き込めるというもので、通信がし難い高ミノフスキー粒子散布区域において命令を伝達する用途のほか、敵に対する示威行為にも使用される。触媒は一定時間燃焼した後、拡散して燃え尽きる。
武装は右腕部にアタッチメント方式で装備された他機より大型のショットランサーとビーム・サーベル、ビーム・シールドの3つ。シェルフ・ノズルはゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』において、機体から分離した後に内蔵された機銃で攻撃する兵器として使用されている。基本小隊はベルガ・ダラスを指揮官機として、随伴機にデナン・ゾン2機となる。
映画『機動戦士ガンダムF91』本編では、おもにドレル・ロナの専用機が序盤から中盤に登場し活躍。劇中序盤にシーブックの駆るガンタンクR-44と交戦し、撃破している。またフロンティアIへの威力偵察の際には命令を反故しコロニー内に侵入、シーブックやビルギットらスペースアークの部隊や連邦駐留軍の部隊と交戦し、僚機3機に損害を受け撤収している。一般機としても多数が登場している。ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』では終盤にかけてラスボスに次ぐ強敵として登場した。