メカニックデザインは明貴が担当。試作4号機より先にデザインされている。『0083』の企画当初からプラモデル化が決まっていたため、バンダイの担当者と綿密な打ち合わせをおこなったという。OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するケンプファーのようなMSであること以外は特に要望はなく、曲面を好きなだけ使ったデザインでも構わないと言われ、ランナーの配置にまで口を出させてもらえたとのこと。本機がシールドを携行していないのは、ランナーの都合でシールドかシュツルム・ブースターのどちらか一方しかプラモデルに付けられなかったためである。
試作4号機をもとに開発された機体。コード・ネームの「テトラ」は試作4号機をあらわす "4" の意。また、型式番号は「アナハイム・ガンダム試作4号機」を意味する。開発は試作2号機と同じ第2研究事業部が担当。
試作4号機は連邦軍の計画からは外される形となるが、AE社内部では今後のMS開発における布石とするため、そのスペックを実機で確認するために製作される。ひとつに統合されたシュツルム・ブースター・ユニットを装備することにより、前線への到達時間の短縮とプロペラントの温存が可能となっており、前線到達後は爆発ボルトでユニットを排除して本来の機動性・運動性を発揮する。試作4号機より肩部スラスター・ユニットが大型化されており(「ショルダー・スラスター・ポッド」と呼ばれる)、その機動性と厚い装甲で火力をおぎない、強襲用MSとしては当時の水準を超える高性能な機体となる。
偽装のため、第2研究事業部の設計チームによって試作4号機の基本フレームに無理なく公国系強襲型MSの装甲および推進エンジンの再配置がおこなわれている。その後、AE社のオサリバン常務の密約によってシーマ・ガラハウに譲渡される。ロールアウト時の頭部はツイン・アイで、ロッド・アンテナ2基を装備するが、譲渡後にモノアイに変更され、アンテナの数と配置も変更されている。塗装は薄い赤の単色(ツイン・アイ仕様の顔面は白)。コックピットは連邦軍の共通規格のままであるが、シーマは問題なく乗りこなしている。
本機で培われた増加推進装置や航続距離延長の技術はその後もAE社で研究が続けられ、グリプス戦役期の第3世代MSの運用に活かされる。
最終話で、ガトーのノイエ・ジールにブリッジを破壊されたグワデンからシーマが脱出する際に搭乗、グワデンのMSデッキ内にビームを乱射し撃沈する。シーマ艦隊旗艦の「リリー・マルレーン」と合流しようとするが、直前にデンドロビウムによって撃沈されてしまう。