サイコガンダムは高い潜在能力を有していたものの、パイロットとなる強化人間の不安定さと、機体のコスト高から生産数の増加が難しかった。そのため、ティターンズは準サイコミュの開発を進めるオーガスタ研究所に開発費を割り当て、同システムを搭載したMSの開発を依頼する。その結果、完成したのが本機である。機体構造は既存の連邦系MSとは異なり、各部がユニット化されていることから準サイコミュ・ユニットの換装とメンテナンスが容易であるうえ、コストダウンのために機体はサイコガンダムより小型化されている[5]。「ガンダム」の名を冠しているにもかかわらず機体概念や外観に過去のガンダムタイプとの共通点は皆無であるが、連邦軍内での「ガンダム信仰」により、新型システムを誇張するために命名されたといわれている。
ロールアウト前にティターンズとエゥーゴの力関係が逆転したため、エゥーゴによる政権掌握後の連邦軍に接収され、開発が継続される。やがて、完成した3機のうち1機はローレン・ナカモト博士の手引きによってアクシズへ送られ、ドーベン・ウルフの原型となった。もう1機は「新器材 "G"」としてニューディサイズ討伐本隊であるエイノー艦隊の旗艦「ブル・ラン」に搭載されるが、同艦隊の謀反によって艦隊ごとニューディサイズに渡る[26]。当初、機体はライト・グレーに塗られていた[26]が、ニューディサイズでは部隊カラーのダーク・ブルーに塗り替えられている。
主役機であるSガンダムのライバル機として、物語中盤に登場。ニューディサイズの首領ブレイブ・コッドが搭乗し、従来のガンダムタイプとはかけ離れた威圧的なフォルムと、新兵器インコム・システムを駆使した絶大な戦闘能力をもって、対するα任務部隊を恐怖に陥れる。
月面都市エアーズの攻防戦において、まず軌道上にてα任務部隊のネロ9機を瞬時に撃破した後、FAZZ部隊との交戦時には機体の耐G性能を超えた限界機動で敵機を圧倒し、操縦系に損傷を受けるもこれらを壊滅させる。月面降下の際には無防備な状態をEx-Sガンダムに狙撃されるが、切り離したシールドブースターにビームが命中し、難を逃れている。降下後はエアーズ市へ単身突入し、攻め来るMS群を多数撃破したうえ、エアーズ陥落時には脱出の血路を切り開くべく出撃し、FAZZ部隊の仇討ちに燃えるリョウ・ルーツのEx-Sと遭遇する。コッドはマイクロ・ミサイル・ランチャーを巧みに使用して優位に戦闘を進め、Ex-Sを撃墜寸前にまで追い詰めるが、突如として人工知能「ALICE」が覚醒したEx-Sのビーム・サーベルで胴体を両断され、撃破される。