アクシズで宇宙世紀0080年代前半に開発された機体。来たるべき地球侵攻作戦のために、フラナガン機関のスタッフが提出した「エルメスのMS化」というプランのもと、同機関の技術陣によって開発される。エルメスのビットを改良した「ファンネル」を搭載、これは地上でも運用が可能であり、エネルギーCAPを採用し、ファンネルコンテナでの待機および再充電によりパイロットへの負担軽減とともに連続使用が可能となっている。ただし、さほど小型化はされておらず、搭載数は6基と少なくなっている。サイコミュも小型化が難航し、MSとしては大型となっているが、AMBAC作動肢によって大推力のエルメスと同等の機動性を維持している。
武装はビーム・サーベルと両前腕部を展開して現れるメガ粒子砲。同フラナガン製のシュネー・ヴァイスやガザレロと異なり、MSとしての火力も充実させる予定だった。火力や機動性は申し分ないが、NT専用機としての完成形を目指してさらなる改良が進められ、続けて開発された「未完成キュベレイ」と呼ばれる機体にそのコンセプトが受け継がれた。
塗装は、リアル頭身の設定画では水色を基調としているが[32]、ゲーム中のグラフィックではエルメスに近い緑色となっている。
近藤による漫画『機動戦士ガンダム バニシングマシン』にも登場。設定が一部変更されており、一年戦争末期にジオン公国軍によって計画された機体とされる(ただし型式番号はAMX-001)。可変MAの先駆けとされるが、その機構は手足を折り曲げ、首を縮める程度のものである。遠隔誘導端末も「ファンネル」ではなく「ビット」と呼ばれる。胸部バルカン砲2門が明記され、前腕部のメガ粒子砲は「メガビーム砲」と呼ばれる。さらに、腕部マニピュレーター中央にハンドビームを内装する。
北爪宏幸による漫画『機動戦士Ζガンダム Define』では、アクシズが地球圏へ向かう間に、ハマーンの「サイコミュ兵器を搭載したMSの開発」との依頼により完成するものの、ハマーン自身による運用テストの結果、機体のサイズなどを理由に採用を却下される。