ベスパが開発した汎用量産型MS。機体本体を中央部に格納するタイヤ型兵装、アインラッドとのコンビネーションを前提にして開発された。開発系譜図ではゴッゾーラの発展型に位置し、ゲドラフ自体は同時代のMSと比較してもひと回り小型機となっている。アインラッドは2門のビーム砲、ミサイルランチャーに加え、タイヤの回転運動を活用することで、タイヤ自体が中威力程度のビームなら受け流せるほど防御力が高く、また直接タイヤで轢殺し攻撃することも可能な攻撃・防御の両面で高い能力を発揮する。しかし側面からは機体本体が丸見えになるため、両腕に装備したビーム・シールドを同時に展開することで、アインラッドの弱点である両側面への攻撃をガードする事が可能となっている。また、アニメーション作中においては単機での大気圏突入に耐えている。さらに作中ではゲドラフ側からワイヤーでアインラッドを振り回し、ヨーヨーの要領で打撃兵器としても運用する姿も見せた。ただし、アインラッドに防御面を含めた多くを依存するMSであるため、本体性能は従来機を若干上回る程度でしかなく、アインラッドを失った際は機動力や防御力が低下する。リガ・ミリティアの部隊も、当初は苦戦を強いられたが、ビームシールド発生装置を狙った後、機体を蹴り出すなど徐々に攻略法を見抜いていった。
ザンスカール本国空襲後に撤退していたリガ・ミリティアの追跡にあたっていたルペ・シノ隊の戦力としてルペやカテジナ・ルースらが搭乗。リーンホースの所在を秘匿していたマケドニアに対して空襲をかけ、政府軍所属のヘビーガンやギガシィを圧倒している。アジス機はマケドニアから脱出したウッソのコアファイターを追い詰めるが、V2ガンダムに乗り換えたウッソによりV1コアファイターを利用した戦法で撃破される。その後もリーンホース隊の追撃を続け、月面での戦闘ではカテジナがウッソ・エヴィンの母親であるミューラ・ミゲルを拉致している。ルペ・シノ、カテジナ、ゴズ・バールの搭乗する機体は地球浄化作戦に際した戦闘にてドッゴーラの直掩を行い、大気圏突入時にはカテジナ機がリーンホースへ奇襲をかけ、そのままV2ガンダムとともに大気圏に突入をかけたものの落下時の損傷が激しく、着水後に放棄されている。
その後も地球浄化作戦やエンジェル・ハイロゥ攻防戦にいたるまでベスパの量産機として登場を続けている。
漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』では、フォント・ボーがパイロットがいなくなった機体に搭乗し、シーブック・アノー搭乗のクロスボーン・ガンダム ゴーストと共にビブロンスと交戦している。続編の「機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST」では本機がベースとなった改造機のチャッペが出ている。