木星帝国軍の主力モビルスーツ。木星圏のコロニー周辺での作業および自衛を主な目的として設計と開発が行なわれたと推測されたが、実際には地球圏への侵攻も視野に入れて作られていた。作中の時代にはモビルスーツは作業機械として一般的なものとなっていたため、自衛用途も含めた開発という名目は地球連邦に怪しまれることはなかった。
前述のように、構造は極力簡略化されたものとなっているため、腕部は武装の携帯、脚部は移動装置、頭部はセンサーの構造に特化されている。マニピュレーターである腕には、棒状のビーム・シールド発生装置が片腕の手首部にのみ装備されている。降着装置である脚部のスラスターは太腿部に集中し、膝から下は非常に細身となっており、高機動戦闘時には太腿部に収納されるようになっている。1Gの重力下における運用は考慮されていなかったらしく、歩行能力は脆弱。小型のランドセルが補助的な方向転換装置として装備されている。頭部は半球状となっており、ゴーグルのような形の精密照準用バイザーを降ろすことで近距離・遠距離を使い分けている。頭部脇には太いアンテナが1本立っており、ゴーグル状のセンサーと相まって、シュノーケリングのような外観をかもし出している。
そして当初の設計通り生産性に優れており、かなりの数が生産され、他の木星帝国MSの素体となっている。また、バタラの設計は地球圏の統一規格に準拠していたようで、クロスボーン・バンガードは鹵獲したバタラを地球から補給した部品で稼働させている。
バタラ (Batalla)はスペイン語で「戦闘」 (Battle) を意味する。
目立った活躍はないが、バーンズ・ガーンズバック大尉専用機や、クロスボーン・バンガードに鹵獲・改修された機体はそれなりに活躍を見せている。
木星戦役の3年後を描いた『鋼鉄の7人』においては、既にアラナの量産が始まっていたものの、最終決戦においては木星帝国の主力MSとして多数が参加している。