コミカライズ版『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』が初出。bユニットはのちにアニメ版にも登場した。
新型のバックパック・ユニットを装着したリゼル。開発に当たって要求された運用目的は、宇宙空間での戦闘において最前線もしくは重要拠点に対して迅速な先制攻撃をおこなう「宙間強襲用」である。そのためには極めて少数の機体で、最小限の連携のもとに瞬発的な最大火力攻撃をおこなう必要があり、ディフェンサーユニット装備のリゼル3機による1個小隊のみで作戦を遂行することとなる。その特性上、C型に装着されるケースがほとんどであり、パイロットには高い技量が求められる。
ユニット本体に複数基配置されるスラスターは、ボックス・ユニットとは比較にならない大推力を誇り、WR形態では大幅な戦場到着時間の短縮を可能としている。腰部サイド・アーマーはテール・バインダーに換装され、作戦宙域到達後のMS形態での戦闘の際にあらゆる方向に即時対応する高次元の機動性をもたらす。小隊での運用に限定されるため、SFSとしての運用は不要であると判断され、本ユニットにはグリップは装備されていない。ユニット自体にも換装機構が組み込まれており、共通の推進ユニットに戦闘レンジが異なる2種の兵装(a・b装備)をセットアップし、攻撃面を差別化している。ユニットの構成上、それぞれの武装を組み替えることも可能であり、特殊なディフェンサーユニット装備機の存在も考えられる。
a装備は、ユニット両先端部に大量のマイクロ・ミサイルを格納するコンテナが計6基接合されており、近・中距離に展開する広範囲の敵に対して圧倒的な打撃を加える。これは、ユニット名称のもととなったGディフェンサーから継承した武装でもある。パワー・サプライヤー・ジョイントをサーベルラックとして装備するハイパー・ビーム・サーベルは、通常の50パーセント増の高出力ビーム刃を形成し、ひと振りで複数の敵MSを破断。開発にはΖΖガンダムの運用データが使用されているが、エネルギー出力の安定供給を優先したため同機のようなビーム・キャノンとしての機能はオミットされている。
b装備は、内部に増設したジェネレーターのダイレクト・ドライブによって、各種ビーム兵装の稼働効率の強化が図られている。両端部のバインダーに装備されるメガ粒子砲(ビーム・キャノンとも)のレイアウトは、ギャプランや同時期に開発が進められているアンクシャの影響を色濃く受けていると考えられており、WR形態の主兵装としても効果的に活用される。また、通常では単体で運用されるメガ・ビーム・ランチャーを両側に配置、さらに最大出力でのビームの連続発射が可能となり、中・長距離での攻撃力が大幅に向上している。また、ランチャーのそれぞれに装備されているターゲット・センサーが連動して機能し、より精度の高い射撃・狙撃を可能としている。ビーム・キャノンを装備するシールドも最大2基装備可能。
アニメ版では、ゼネラル・レビル配備機のうち1機がbユニットを装備している。
『バンデシネ』では、シナンジュとの初戦において、ノーム機とホマレ機がaユニット、リディ機がディフェンサーbユニットを装備している。
漫画『機動戦士ガンダムUC MSV 楔』では、先述の『ラスト・サン』に登場するスリーアローズ隊がa・bユニットを装備している。与えられた性能を余すことなく引き出し、点在する反連邦組織の拠点殲滅をはじめ数多くの戦功を挙げ、軍内部でも評価が高かったという。