「リゼル・コマンダータイプ」あるいは「リゼル(隊長機)」とも表記される。カトキは最初に最初にこのウィング・ユニット装備機をデザインしたが、量産機らしく少し弱そうに見えるようにするため、要素を減らしてボックス・ユニット装備の一般機をあらためてデザインしている。
リゼルはロンド・ベル隊に優先して配備されるが、MS隊隊長をはじめとする一部の熟練パイロットからは、新兵にも扱える方向性で開発された同機の総合性能に苦言を呈する者もいた。そのような現場の声に応えて用意された特別仕様機がC型である。一般機をベースに、スラスター推力のリミッター上限を高め(解除したとも)、それにともない発生する機体の負荷に耐えうるようフレームを補強するなど、本来の基本性能に引き戻すだけでなく、より信頼性が高まるよう再調整されている。操縦系統の反応速度を向上させ、機体追従性の改善もおこなわれている。なお本機のほぼすべてのパイロットが、新型OSによるサポートをカットさせ、ピーキーな挙動による高い操縦難度をあえて好んだという逸話がある。
バックパック・ユニットは、WR形態時に大気圏突入および大気圏内飛行を可能にするウィング・バインダーを装備した「ウィング・ユニット」が装着される。重力下でのSFS運用を可能とするために総合的な推力性能が向上しており、宇宙空間での戦闘においてもこれを活かすことなどで高い機動性・運動性を得ることが可能となっている。もちろんボックス・ユニットも装着可能であるが、多くの熟練パイロットはウィング・ユニットを好んだといわれ、事実上C型のスタンダードとなっている。それ以外の一般機との外観上の差異は色のみであり、一般機では赤いセンサー類が緑色で、胸部などがダーク・グレーで塗り分けられている。
ネェル・アーガマのMS隊隊長ノーム・バシリコック少佐が搭乗。シナンジュとの初戦において、リディ機をかばう形で接近戦を仕掛け、撃破される。またアニメ版では、ドゴス・ギア級戦艦「ゼネラル・レビル」に配備された機体が登場。全機がC型となっており、映画『機動戦士ガンダムNT』にも登場する。カラーリングはライト・グレーとオレンジを基調とする。なお、ゼネラル・レビル配備機はロンド・ベル配備機よりスペックの重量が軽くなっている。
漫画『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』では、本機3機からなる女性パイロットの小隊「スリーアローズ」が登場する。それぞれジェガン(エコーズ仕様・コンロイ機)のハンドガン2丁、ガンダムMk-IIのハイパー・バズーカ2丁、Ζガンダムのハイパー・メガ・ランチャーを携行する。