エクセレン・ブロウニングの搭乗機。PTX-007-03ゲシュペンストMk-II・タイプTをATX計画に基づいて改造した砲戦用パーソナルトルーパーである。同じくATX計画で誕生した近接戦用PTアルトアイゼンとのセット運用が前提。
ATX計画の責任者であるマリオン・ラドム博士の意向により、当初はEOTを使用しないものとして設計されていた。 しかしDC戦争の開戦から間もなく、標準で飛行能力を持つディバイン・クルセイダーズの主力AMリオンシリーズに対抗するため、ジョナサン・カザハラ博士がラングレー基地に持ち込み、当時まだEOTと認識されていたテスラ・ドライブを(ラドム博士曰く「百歩譲って」)搭載する(更にRoAでは「二千歩」になっている上に、既に取り付けを頼んでいたため事後承諾になっている)。これにより、ヴァイスリッターはパーソナルトルーパーでは初めて、人型のまま飛行可能な機体となった。 ちなみにラドム博士は当初、バーニアを増設して無理矢理飛ばすつもりだったらしい(RoAではセプタギンに突入する際にバーニアユニットを増設している)。
テスラ・ドライブの搭載や本体重量の軽量化によって戦闘機に迫るほどの機動力を得たが、装甲を極限までそぎ落とした為、非常に脆弱な機体となってしまっている。漫画版ではこの点をエクセレンが心配していたが、「当たらなければどうということはない」と言われてしまった。 さらに新開発の武器「オクスタン・ランチャー」によって圧倒的な砲戦能力を得たが、砲身が長く取り回しは困難であった。操縦自体も高度なテクニックを要求される。 ちなみに、この機体の装甲板と言っていた空力カウルだが、カウルとは、バイクや航空機において、エンジンや車体に沿って流れる空気の整流を目的とする覆いのこと。つまり文字通りの紙装甲といっても過言じゃない薄さなのである。
量産機としての採用を目指していたが、上記のような問題に加え、開発コストの高騰もあって結局は見送られた。制式採用の際に付けられる予定だったゲシュペンストMk-IIカスタムの名は冠されず、試作段階のコードネームであるヴァイスリッターがそのまま機体名となった。ラドム博士による強化案も存在したようだが、後にエクセレンが問い詰めたところ、華麗に無視されていた。
機体名は、ドイツ語で『白騎士』という意味。本編では、エクセレンからは『ヴァイスちゃん』、キョウスケ・ナンブやラドム博士など自陣営の他の人物からは『ヴァイス』と呼ばれることが多い。
メイン兵装は「オクスタン・ランチャー」。ビーム砲と実弾砲を一門ずつ、一つの砲身に束ねた長砲身のハイブリットランチャーである。機体のジェネレーターに接続するというEモードのシステムゆえか、他のPTでは使用できない。
エクセレンが使うとしばしば「E気持ち」(=沖田浩之の同名の歌)や「若さってなんだ?」(=宇宙刑事ギャバンのOPの歌詞)など、モード名の頭文字をネタにする。
ゲーム上では設定通り運動性が高めで、HPと装甲が低いという典型的なリアルロボットの性能である。
初出演作品の『COMPACT2第2部』が宇宙戦メインで「宇宙激震篇」と言うサブタイトルだったのを反映してか、機体の宇宙適応がデフォルトでSとなっており、宇宙戦で高い性能を発揮する。一方、元々陸戦兵器であるゲシュペンストMk-IIの改造機であるためか、テスラ・ドライブのエピソードや、空を飛べないアルトアイゼンとの対比から空戦用機体としてのイメージが強いが、空適応はA止まり。パイロット養成でエクセレンの空適応をSにすれば、イメージ通りの活躍をしてくれる。