マオ・インダストリーが、ゲシュペンストシリーズ等で得られたデータを元に数々のEOTを惜しみなく使って開発した。PTX-005ビルトシュバインの運用データを元にゲシュペンストMk-IIの量産化データを組み込み、コストダウンと汎用性を求めて3機が同時に開発されていた。
並行して開発された3機のうち2機がSRX計画のテストのため、当時発見されていたEOTのエネルギー炉「ブラックホールエンジン」のテスト機として先行ロールアウトし、RTX-008L/Rとなった。テストパイロットは、Lが当時PTXチームに所属していたリン・マオ、Rが「天才」ライディース・F・ブランシュタインであった。
しかし、008Rのテストドライブでブラックホールエンジンが暴走・大破。基地が丸ごとひとつ消滅する大惨事を引き起こし、更にライは生き残ったものの片腕を失う。残された008Lはリンの手によって封印された。以来、ヒュッケバインの名を冠する機体は「バニシング・トルーパー」という不名誉なあだ名で呼ばれるようになった。
その後008Lは、αシリーズではヒュッケバインEXに改修されて、OGシリーズではそのままの姿で共にエンジンの欠陥を克服したうえで戦線に投入されている。
OGシリーズではマオ・インダストリーが、年月を経て既に解明されつつあったブラックホールエンジンなどを大改修したものをヴィレッタ・バディムが借り受け、戦線に投入されたとの記録も残されている。インスペクター事件では、再びリン本人が搭乗した。
ブラックホールエンジンと直結し、腹部に連結して小型のブラックホール弾を発射する大口径の「ブラックホールキャノン」がヒュッケバインの最大の兵装である。その破壊力は脅威的。
なお、OGシリーズではMk-II以降と同様の紺色にカラーリングが変更されている。そもそもデザインのカトキハジメ氏としてはカラーリングは紺色という想定だったとの事。
OGシリーズの外伝シナリオが描かれている『スーパーロボット大戦DD』では、008L/Rが再建され、フルアームド・ヒュッケバインとして生まれ変わった。