シュウ・シラカワ自身が設計した愛機。機体各所にはシュウが独自に組み込んだネットワークの端末「リドル」が無数に存在。リドルで繋げたネットワークは「マハーカーラ」と総称され、管理システムである「カバラ・プログラム」の起動で、ラ・ギアスの精霊(アストラル)界に潜む破壊神サーヴァ・ヴォルクルスの力を宿す真の姿、ネオ・グランゾンに変貌する。グランゾンを開発した当時、シュウは既にヴォルクルスの半傀儡状態であり、邪神の力を発揮するための媒体として造られたという側面を持つ。リドルやカバラはそのためのシステムである。
地球外(ラ・ギアスとゾヴォーク)の科学技術の提携を受けているため、仮初の姿にあたるグランゾンの状態でも単機で戦場を支配できるだけの性能を誇る。素粒子レベルから強化された「超抗力チタニウム」の装甲と、肩当に内蔵された「歪曲シールド発生装置」で防御を固め、腕部の「重力制御装置」が生み出す高重力兵器(最大3200G)環境で周囲一帯の大軍を一掃する「グラビトロンカノン」。胸部を展開して解放する主砲「ブラックホールクラスター」の威力と汎用性も高い(撃ち出すブラックホールの弾丸の規模を極小範囲まで操作可能)万能の機体。
腕部の制御装置は機体の移動にも転用可能とあり、本機が手のひらから撒き散らしてワープや「ワームスマッシャー」に応用している歪曲空間は、この装置の力で生み出すのだろう。なお、グランゾンは次元トンネルを開閉して地底世界と地球の双方を単独で行き来する数少ない機体のひとつだが、これが腕の重力制御装置によるものなのか、シュウの魔術なのかは不明である。
と、シリーズを重ねるたびに詳細な設定が明らかになっていくグランゾンだが、「ワームスマッシャー」などで多用しているエネルギービームの詳細は未だ不明だったりする。レーザー、プラズマ、重金属粒子などビームはビームでも具体的な内容が判明している機体は多いのだが。ただ、恐るべき高出力なのは各演出を見てれば確かであろう。