従来の警察用レイバーでは、激化するレイバー犯罪に対抗しきれないと判断した篠原重工八王子工場の打ち出したAV(Advanced Vehicle:次世代車両)計画により開発された次世代型警察用レイバー。
それまでのレイバーに比べより人間に近い動作、シルエットを実現しており、人間の手を精巧に模したマニピュレーターは豊富な手持ちオプションの使用を可能とし、モーショントレース機能を使用すればロープを蝶結びしたり、あや取りをする事すら出来るようになる。
運用時には現場まで輸送用のレイバーキャリアで運ばれ、運用中は指揮車からの指示を元に動くのが基本となっている(が太田は指揮を無視して動く事がしばしばある)。
特筆すべきは搭乗者の泉野明や太田功をして「趣味の世界」「趣味的」などと言わしむ外見であり、作業機械の範疇を逸したいわゆる「正義のヒーロー」的な印象を与えるスマートなデザインをしているが、これは一般人や犯罪者に対する「見る者に与える心理的影響」までも考慮して設計された結果である。スタイル重視の結果、居住性は極めて悪くなっている。
更に、一見貧弱な印象も与えうる細身のシルエットだが、繊維強化金属とFRP(繊維強化プラスチック)による装甲と各部に搭載された超電導モーターにより、軽量な本体重量による軽快な運動性と、敵レイバーとの格闘戦にも耐える堅牢性とパワーを両立している。ただし、マニピュレーターは前述したような精密な動きを可能とする分繊細で壊れやすく、かつ高価な部品の一つでもあるため原則として「パンチ」はご法度とされている。
基本的に警察官が所持する装備をレイバーサイズにした武装を装備している。また警察官の任務では殺傷が禁じられているため、威力の高い射撃武器は使用を控えられることが多い。
操縦者がいつでもイングラムの首元から顔を出し、現場を自ら目視・観察できるようになっている。だが、そのせいでコクピットの気密性がかなり低いという欠点を孕んでおり、TVアニメ第3話ではうっかり2号機が海に落ち太田が溺れ、心臓マッサージを行うシーンがある。
媒体により細部のデザインが微妙に異なる。代表的なのは頭部アンテナ(形状や配色)、バックパックのファンダクト形状(長方形と円形)、肩部パトライトなど。