試作1号機用のコア・ファイター。初代コア・ファイターを開発・製造したハービック社は吸収合併されて「AEハービック」となっており、同社の開発スタッフが本機の開発にも携わっている。
GPシリーズのコア・ブロック・システムは、初代ガンダムにおいて問題となっていた腹部の脆弱な構造をおぎなうため、従来のバーティカル(垂直)・イン・ザ・ボディ方式から、試験的にホリゾンタル(水平)・イン・ザ・ボディ方式を採用している。基本的に空中換装は想定されておらず、換装作業中はBパーツ(下半身)の固定が運用条件とされたため、航空機形態時の飛行ベクトルとMS形態時の機動軸を一致させる必要がなくなり、機体レイアウトは大幅に変更されている。
MS形態時はキャノピーのコクピット・ハッチの真下に位置するため耐弾性が倍加し、インテークとメイン・ジェネレーター・ブロックは胸部に収納され、エンジン・ブロックが背部に露出することで全長が延長されている。このため、機体に十分な機能と装備を盛り込むことが可能となり、メイン・エンジンはMS形態時のメイン・スラスターとして流用可能なほどの推力を獲得し、エンジン・ブロックはバーニア・ブロックとして機能する。これは、コア・ブロック・システムの再検証により、初代ガンダムでは機体に収納されてデッド・ウェイトとなってしまうスラスターなどを有効利用するという発想から生まれたものである。各種操縦・管制機器もほとんどがコア・ファイターに搭載されている。
エンジンは熱核ジェット / ロケットのハイブリッド。開発時には、コア・ブロック・システムによる剛性の低下と機体重量の増加が機体システム全体に悪影響をおよぼすが、新米エンジニアのニナ・パープルトンの手腕によって解消されている。また、初代コア・ファイター同様、教育型コンピューターが搭載されている。
戦闘機としても非常に優秀であり、一年戦争で消耗した連邦軍の航空戦力の補充用に、純粋な戦闘機として配備する計画もあったという。実際にトリントン基地で予備機が航空機として試験運用される予定であったが、本計画の秘匿によって頓挫し、予備機を含め数機の生産に終わる。主翼に前進翼を採用しているため、翼端失速が発生せず、超音速領域での機動性にも優れる。ダイバージェンスの問題もルナ・チタニウムなどをはじめとする堅牢かつ軽量な材料や、スラスターの援用による予防などによって解消されており、安定した飛行が可能である。主兵装のビーム・ガンは機体下面に配置されるが、空力的に大きな抵抗を生じ、基部が破損して脱落するケースもあるため、超高速飛行時には先端を後方に向ける。翼下の各2箇所のハードポイントには空対空ミサイルなどのオプション兵装を懸架可能。また、各部インテークはステルス仕様となっている。