アスティカシア学園内で広く普及している訓練機。余分な要素を削減することで高い操縦性と整備性を有し、さらに基礎的な知識さえあれば改造も容易なほどの拡張性も備えている。学園では初めてMSを学ぶ際の最適な教材として推奨されており、もっとも慣れ親しんだMSとして本機を挙げる生徒も多い。継続的な年次改良が行われており、外見の変化こそないが初期型と最新型とでは大きな性能差がある。
特徴として「デダラス」と呼ばれる共通規格のマルチツールシステムを採用しており、携行用のハンドグリップに各種パーツをブロック単位で組み替えて装備を作り上げたり、三本指式のマニピュレーターを交換して直接腕に接続する装備もある。決闘で使用する際は、「相手のアンテナを折る」という勝利条件に対応したオプションのスタッフアンテナを頭部に装着する。頭部自体もさまざまなタイプに交換できるよう取り外しやすい構造となっており、転倒などでコックピットハッチが開かない場合は、頭部を排除してパイロットを救出できるようになっている。腰部フロントスカートは水平に展開し、コックピットへの昇降や整備用の足場となる。足裏には車輪駆動で地表を滑走するウィルダッシュ機構が組み込まれている。
基本武装は、学園内での使用を前提に弱装化された指定品のビームガン、取り回しのいい格闘訓練用のサーベルスティックや切断作業にも使えるコンバットナイフ、標準的な耐ビーム・耐衝撃性能をもつ中型シールド。デダラスに対応した武装としては、腰部前面のアームユニットで支持される大型ビームライフルや4連バレル式のガトリング、ハンドグリップと腕部のどちらにも装着可能な4連装ミサイルランチャーがある。さらにサーキュラーソーやハンマードリルといった工具類も用意されている。