スレッタ・マーキュリーがアスティカシア学園にもち込んだMS。プロスペラがルブリスを素体に密造したガンダムであり、他社のMSと同じ規格でありながら、フレームやシステム群は整備を担当する地球寮の生徒が感嘆するほど革新性に優れる。一方でGUNDフォーマット特有のデータストームと搭乗者への負荷が見られないなどの謎も多く、株式会社ガンダムの設立前にベネリットグループの追及を受けた際は、「従来のパーメットリンクをもとにした、水星開発のための新型ドローン技術を用いたMS」と説明される。モニター表示や点滅でスレッタと意思疎通するなど自我を有する描写が見られたが、のちに機体本体にはエリクト・サマヤの生体コードが組み込まれていたことが明らかになる。またデータストームはガンビッドに生体情報として配された11人のリプリチャイルド「カヴンの子」に分散されており、高いパーメットスコアではエリクトたちと明確なコミュニケーションを取れることが判明する。
武装はヘッドビームバルカン2門、ビームブレイド発振機構と自立行動用バーニアスラスターを備えたビームライフル、バックパック左右に装備された近接戦用のビームサーベル2基、シールドおよびビットオンフォームから11基のビットステイヴに分離する多目的攻防プラットフォーム「エスカッシャン」。ビットをライフルに合体してロングバレル化することで、火力と射撃精度を向上させる。パーメットスコア6以上ではガンビットから発するデータストームを他機に干渉させることで、空間掌握や敵ドローン兵器の制御を奪うことも可能。
対ファラクト戦では、バックパックが地球寮チームがレストアしたミラソウル社製フライトユニットに換装され、フロント宙域外での高機動性と推進力が強化される。このユニットには左右のブースターがクランクアームを介して接続されており、各ブースター横に内蔵されている小型ノズルを展開することで、三次元高速起動に対応するハイマニューバモードとなる。なお、純正バックパックに装備されていたビームサーベルは、左右のブースター下部に移設される。
小説『ゆりかごの星』では、十数年の付き合いであるスレッタに対して友人あるいは保護者のような感情を抱いていることが描写される。そのためスレッタがデリングへの復讐に使われることには否定的だったが、彼女の前向きな姿に成長を感じ、アスティカシアへの編入に同意する。