漫画・OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場する実験機。赤とオレンジを基調の塗装に、デザインはR-2型だが、R-1(A)型かR-2型のどちらが機体のベースかは明言されていない。
パイロットの神経の電気信号を直接機体に伝達させる「リユース・P(サイコ)・デバイス」(以下 "RPD")を搭載したハイエンド機であり、制式名称は「リユース・P・デバイス装備 高機動型ザク」(型式番号:MS-06R)。リビング・デッド師団旗艦「ドライド・フィッシュ」を指揮するバロウズ艦長による発案で「サイコ・ザク」と呼称され、同師団所属のダリル・ローレンツが搭乗する。
大型化されたバックパックに装備された武装はマガジン式のザク・バズーカ3基、ジャイアント・バズ1基、ザク・マシンガン、ヒートホーク、シュツルムファウスト3基に加え、ザク・マシンガンとザク・バズーカのマガジンを4つずつ。超大型のロケットブースターが追加装備されたOVA版ではビーム・バズーカ、ジャイアント・バズ2基、ザク・マシンガン2基、シュツルム・ファウスト3基、ヒートホークに加え、ザク・マシンガンのマガジンを4つ。
この多数の武装と、2基の長大なロケットブースターで継戦能力の延長と攻撃力の増強が図られた。関節部と動力パイプにはシーリング処理を施し、各部に増設したスラスターによって高機動時の運動性が向上している。バックパックに2基搭載されたサブアームで、武器の交換や保持した武器の使用を可能としている。
なお、性能を完全に引き出すには四肢の義肢化が必要であるため、ダリルは物語開始時点で失っていた両足、直前の戦闘で失った左腕以外に無事だった右腕を軍の命令で切断した(これにより、ダリルは曹長から少尉へ二階級特進)。
実験段階では「リユース・P・デバイス実験用高機動型ザクII」)としてフレームのみで運用され、下半身を義足のダリルが、上半身を両肩から義手のショーン・ミタデラが動作試験を担当。この実験機はダリルの訓練期間がほぼ皆無の状態で実戦投入レベルに到達し、実戦配備される。
0079年12月、サンダーボルト宙域において単機でムーア同胞団艦隊に壊滅的な被害を与え、イオ・フレミングの駆るフルアーマー・ガンダムに死闘の末に勝利するも、損傷で爆発・消失。ダリルは「白い悪魔を倒した英雄」と称賛されるが、開発主任のカーラ・ミッチャムの精神障害(幼児退行)によって戦後の公国軍残党でのRPDの開発は頓挫する。