『鋼鉄の7人』に登場。「フルクロス」 と呼ばれる対ビーム防御用ユニットを装着した形態で、本編におけるX1の最終仕様。
グレートキャニオンでの戦闘で破損した腕部をフリントのパーツを利用して修復する際、フルクロスが装着されるとともにカラーリングはX1本来のものに戻された。胸部のガトリング砲を除けば、本体の機体仕様はパッチワーク以前に戻されている。またこの修理の際に残存する予備パーツを全て使用したため、事実上「最後のクロスボーン・ガンダム」となった。両腕はフリントのものが利用され、ブランドマーカー兼ビームシールドに戻された。予備部品として残されていたX3用の腕部Iフィールドジェネレーター4基が改修され、フルクロスのスカルヘッドとして両肩の1つの部品へ使用されている。
X1は幾度もの戦いを経ているため、『鋼鉄の7人』作戦が実行された時点では新造されたフルクロス以外、傷だらけである。
手持ちの武器としてはスカルハートが使用したピーコック・スマッシャーと、X3が使用したムラマサ・ブラスターを装備する。
フルクロスはスラスター内蔵の基本フレームと、ABCマントを積層化した特殊装甲、Iフィールドジェネレータ内蔵のショルダーアーマー・スカルヘッドユニットからなる追加装甲。少数で敵大群に切りこむという作戦コンセプトに合わせ、機動力を殺さずに耐久力を上げることを目的として設計された。
基本フレームに組み込まれたスラスターはそれ自体が爆発的な推力を生み出す高性能なもので、クロスボーン・ガンダム自体の推力も合わさり、重装備であるフルクロスを装備していても、他のMSとは比べものにならないスピードを得ている。作中でも、守りをフルクロス任せにしていたとは言え当時のMSの中でもトップクラスの機動力を持つディキトゥス相手に互角の戦いを演じている。
A.B.C.マントはその特殊性とコストを理由にサナリィからの供給が絶たれていたため残存した切れ端等を掻き集めたものが利用されているが、積層化したことと機能を分散させた構造によって耐弾性は向上した。
本ユニットは胴体と肩部に取り付ける形で装着され、腕部の武器の使用や背面のメインスラスターに支障が出ないよう可動軸や装着方法が配されている。ただし、胴体全面をほぼ覆った状態でも問題なく格闘戦が可能だったA.B.C.マントほどの柔軟性はなく、クロス前面のスリットから腕を出して射撃武器を使用することはできるが、本格的な格闘戦を行う際は腕部と干渉する部分を部分的にパージする仕様となっている。初期のプランでは、装甲内部に収納式のヒート・カッターを装備する予定だった。