名称:

ザクII 陸戦高機動型

(MS-06G)(陸戦用ザク 改修型)
ステータス: ジオン軍のMS
タグ: 機動戰士試作機ジオン公国軍
発展: ザクII 陸戦型
ワールド: 機動戦士の世界
作品: MSV モビルスーツバリエーションシリーズ
等級: B

J型を高機動化し、装甲や火力も含めた性能向上型として[51]ジオニック社がキャリフォルニアベースで開発した、陸戦型ザクIIの最終モデル。グフと開発時期が重なっているために外観上の類似点も見られ、グフのように反り返った左肩スパイクが特徴的である。脚部にもグフの技術を活用した補助推進装置を搭載、これと推力をアップしたメイン・スラスターにより高い機動性を誇り、総合性能も向上している重力下で負担がかかっていた脚部フレームや、関節部も強化が図られている。バックパック右側にはオプションで大型アンテナを装備。銃身にジャケットとガード・パイプを装備した改良型のザク・マシンガン(MMP-78中期型)を標準兵装とする。

制式採用され生産が開始されるものの、グフの採用によって中止され[53]58機で生産終了している。機体はおもにヨーロッパ戦線とアフリカ戦線に配備されている。標準塗装は単色のグリーンを基調に、一部が白、赤、ダーク・グレーで塗り分けられており、北米戦線でも確認されている。ほかにグレーを基調とした部隊カラーも存在する。

『MSV-R』では、0079年11月にジム1機と61式戦車数両で公国軍に占領された工業地帯を強攻偵察する連邦軍第28機動部隊が、本機を含むザク3機とマゼラアタックの部隊の攻撃を受けたとする証言が残されているとされる。約10分程度の戦闘で同隊は全滅したという。

『MSV』の文字設定が初出である。ただし、それ以前にストリームベースの小田雅弘がMS-06R(高機動型ザクII)とともに大河原にデザインを発注しており、小田によるラフデザインも描かれたが、結果的にG型とR型のイメージがミックスされて出来上がったデザインがR型となった。小田はのちに自著『ガンダムデイズ』で、これ以降にデザインされたG型は自分が意図するものととはまったくイメージが異なると述べており、当時小田が考えていた設定およびラフをブラッシュアップしたイラストも掲載された。『MSV』での「装甲が強化され、グフより太く見える」との設定は、こちらを踏襲したものである。

その後、カプセルトイ『ガシャポン戦士シリーズ 復刻版 SDガンダム MARK5+5』(1988年)で「陸戦用ザク改修型 (ZAKK-R LANDBATTLE TYPE)」の名称でSD体型でイラスト化および立体化された。「脚部スカートにバーニアを装備し、ドムのようにホバー走行が可能」「ドムへの移行期にグフ試作実験機とともに製作された」と設定されていた。

さらに、『MSV』の続編企画である『MSV-R』の第1弾として「陸戦高機動型ザク」の名称で改めて大河原によって設定画が描かれるとともに、詳細な設定が掲載された。デザインは基本的にSD版を踏襲した形となっている。

J型を高機動化し、装甲や火力も含めた性能向上型として[51]ジオニック社がキャリフォルニアベースで開発した、陸戦型ザクIIの最終モデル。グフと開発時期が重なっているために外観上の類似点も見られ、グフのように反り返った左肩スパイクが特徴的である。脚部にもグフの技術を活用した補助推進装置を搭載、これと推力をアップしたメイン・スラスターにより高い機動性を誇り、総合性能も向上している重力下で負担がかかっていた脚部フレームや、関節部も強化が図られている。バックパック右側にはオプションで大型アンテナを装備。銃身にジャケットとガード・パイプを装備した改良型のザク・マシンガン(MMP-78中期型)を標準兵装とする。

制式採用され生産が開始されるものの、グフの採用によって中止され[53]58機で生産終了している。機体はおもにヨーロッパ戦線とアフリカ戦線に配備されている。標準塗装は単色のグリーンを基調に、一部が白、赤、ダーク・グレーで塗り分けられており、北米戦線でも確認されている。ほかにグレーを基調とした部隊カラーも存在する。

『MSV-R』では、0079年11月にジム1機と61式戦車数両で公国軍に占領された工業地帯を強攻偵察する連邦軍第28機動部隊が、本機を含むザク3機とマゼラアタックの部隊の攻撃を受けたとする証言が残されているとされる。約10分程度の戦闘で同隊は全滅したという。

『MSV』の文字設定が初出である。ただし、それ以前にストリームベースの小田雅弘がMS-06R(高機動型ザクII)とともに大河原にデザインを発注しており、小田によるラフデザインも描かれたが、結果的にG型とR型のイメージがミックスされて出来上がったデザインがR型となった。小田はのちに自著『ガンダムデイズ』で、これ以降にデザインされたG型は自分が意図するものととはまったくイメージが異なると述べており、当時小田が考えていた設定およびラフをブラッシュアップしたイラストも掲載された。『MSV』での「装甲が強化され、グフより太く見える」との設定は、こちらを踏襲したものである。

その後、カプセルトイ『ガシャポン戦士シリーズ 復刻版 SDガンダム MARK5+5』(1988年)で「陸戦用ザク改修型 (ZAKK-R LANDBATTLE TYPE)」の名称でSD体型でイラスト化および立体化された。「脚部スカートにバーニアを装備し、ドムのようにホバー走行が可能」「ドムへの移行期にグフ試作実験機とともに製作された」と設定されていた。

さらに、『MSV』の続編企画である『MSV-R』の第1弾として「陸戦高機動型ザク」の名称で改めて大河原によって設定画が描かれるとともに、詳細な設定が掲載された。デザインは基本的にSD版を踏襲した形となっている。