『Ζ-MSV』で設定され(初出は雑誌『B-CLUB』第6号)、のちにOVA『機動戦士ガンダムUC(ガンダムUC)』にも登場。デザインは藤田一己。
開発が難航するネモIIに替わってAE社が用意した機体で、ネモIIの武装強化型でもある。失敗したジェネレーターの出力アップの代替案として、バックパックから左肩口にEパック式(バックパック両側面にタンク状のEパックを接続)のビーム・キャノン(出力5.4メガワット)を装備。キャノンの装備について「対艦・対MA戦にも耐えうる高火力機を実現」と説明している媒体もある。バックパックはバインダー・ユニットも兼ねており、機動性も向上している。外観は頭部と前腕部を除けばネモの面影はなく、火力に加えて運動性や防御力とすべての点において強化されている。『B-CLUB』第6号に記載されたスペックでは出力1.9メガワットのビーム・ライフルを装備するとされるが、設定画は用意されておらず、誌上では小林とおるによる作例と、藤田による短編漫画風イラストに描かれた銃器の二種類のデザインを確認できる。また、スペックにビーム・サーベルが記載されているが、収納部位は明示されていない。
OVA『機動戦士ガンダムUC』episode 4に登場する機体は頭部左側にバルカン砲が上下2門描写されており、その後に連載された『ガンダムUC』の外伝作品である漫画『機動戦士ガンダムUC 星月の欠片』5話に登場する機体はバルカン砲が頭部の両側に上下2門の計4門描写されている。その後、『機動戦士ガンダム オンライン』などのゲーム媒体においても4門のバルカン砲を搭載した機体が登場することがある。
エゥーゴの指導者ブレックス・フォーラ准将が暗殺された結果、AE社との疎通がうまくいかなくなり、1号機の完成はアクシズがゼダンの門にぶつけられた当日(宇宙世紀0088年1月18日)となっている[16]。また、宇宙世紀0096年には連邦軍トリントン基地に少数が配備されている。カラーリングはオレンジを基調とし、一部が濃淡グレーで塗られている。