国連G対策センターが前々作『ゴジラvsキングギドラ』で小笠原海底に沈んだメカキングギドラの首を引き揚げて接収し、ロボット工学の世界的権威であるアシモフ博士を中心に23世紀のオーバーテクノロジーを徹底的に分析して作った対G超兵器。燃料は衛星軌道中で生成される重水素ヘリウム3ペレット。昭和版のメカゴジラのような蛇腹の関節部は廃され、装甲が滑り込んで隙間ができないようになっている。眉間に配置されたコクピットは、緊急時には脱出艇となって射出される。出動地点は鈴鹿山中、幕張。
国連G対策センターが設立された1992年に対ゴジラ用防衛システムとして開発が始まり、1994年に完成を迎えてGフォースによって運用される。メイン・ドックは国連G対策センターの敷地内の地下に置かれ、ここで建造やメンテナンスが行われている。メンテナンス中は主に横たわった状態であるが、出動命令が下されると起動して台座ごと垂直状態へ移行され、ドームからエレベーターで姿を現して大空へ飛翔する。
機体の形式番号は UX-02-93。スーパーX2の外装に使用されていた超耐熱合金TA32をさらに上回る耐熱性を備えた超耐熱合金NT-1をベースに、スーパーX2のファイヤーミラーに使用されていた人工ダイヤモンドをコーティングすることにより、ゴジラの放射熱線を完璧に防ぐことができる。ハイパーオペレーションシステムの名称はREIKO。なお、撃墜された際のメッセージに「本機は」の部分が「This ship was...」と表示されていることから、分類上は「艦艇」である。
耐久面ではそれまでの対G兵器の比ではなく、ゴジラに決定打を与えられるほどの兵器を搭載しているが、ジェネレーターの限界と機動力に難があり、身軽なファイヤーラドンには一時苦戦する。ただし、旋回する首部分によって目標を常にセンサーで捕捉しているため、砲撃では高い命中率を有し、低い機動性もある程度はカバーしている。脚部と背中のターボジェットエンジン4基によってマッハ1での単独飛行が可能であるが、地上での移動速度はゴジラよりも遅いことから格闘戦には向いておらず、ゴジラの熱線を無効化しつつ、ホバリングで移動しながら砲撃を中距離から仕掛ける空間戦術が主戦術である。
強力な火器を有した高い攻撃能力と強固な装甲を兼ね備えた兵器ではあるが、ショック・アンカーから機体へエネルギーが逆流して機能停止したり、プラズマ・グレネイドの連続使用によって機体がオーバーヒートしたりするといった、想定外の機能不全も目立つ。なお、プラズマ・グレネイドの発動可能時や、メガ・バスターなどの発射時にはゴジラのように咆哮する機能も搭載されており、その際には口中が発光する。