愛娘の英理加をG細胞をめぐるバイオメジャーのテロ行為によって失った白神は、英理加の遺伝子だけでも生き永らえさせようと考え、英理加が生前に最も好んだバラの細胞に彼女の遺伝子を融合させて育成を試みるが、地震の発生などもあって実験は失敗し、バラ(英理加)は瀕死状態となってしまう。そこで白神は、自己再生能力の遺伝子を持ったG細胞をバラ(英理加)に注入させる遺伝子操作により、永遠の命を持つ植物を作り上げようと考える。
対ゴジラを名目とした抗核エネルギーバクテリア (ANEB) 製作の交換条件として、白神が事前調査用に貸与されたG細胞を無断で利用し、それに"英理加の細胞を融合させたバラの細胞"を組み込んだ結果、ビオランテは誕生する。しかし、ビオランテは白神の意図に反して英理加の意識を侵食し、G細胞の影響で凶暴なゴジラとしての性質を徐々に発現させて怪獣化していった。
炎上して胞子となって宇宙へ飛んだ後、若狭湾に再び降り注いで地下で集結し、ゴジラの放射熱線のエネルギーによって細胞分裂が異常に刺激されて増殖した結果、前面に動物の要素が表れて獣性要素が強化した形態。口角に3対の牙とびっしりとした歯を生やし、動物的になった爬虫類状の巨大な頭部を持つ。目は瞳がなく白いものになっており、放射熱線で撃ち抜かれてもダメージを大して感じない生命力を持つ。口のある触手が四方に足のように生えており、先端はゴジラの手を貫くほど鋭い。放射性物質を蓄えた発光する核を腹部に抱えており、背中には葉がゴジラの背びれのように並んで生えている。
「進化」と白神は表現しているが、スペック上のことのみで、人間の意識は花獣同様に働いておらず、ゴジラを飲み込んで同化しようという生存本能のみに支配されており、多数の根を使って移動できるため、花獣形態のように水のある場所にいる必要はない。
若狭湾付近に配備された実験機器「マイクロウェーブ6000サンダーコントロールシステム」でもゴジラを阻止できず、原子力発電所破壊の危機が迫る中、上空から地下に降り注いだ花獣の光り輝く胞子が集結・増殖して無数の根が地を割って出現し、ゴジラとの再戦に臨む。
花獣形態時よりも戦闘能力が格段に向上しており、水辺にいなくとも地表での活動が可能となったうえ、移動できるようになっている。ゴジラ以上の巨体とそれを支える口のついた触手状の根をドリル状に捻ってゴジラの手を突き破る攻撃のほか、口から吐く黄色い強酸性の樹液や巨大な口腔での噛み付きにより、ゴジラを追い詰める。その際に口内へ放射熱線を放たれ、後頭部まで貫通されるダメージを負うものの、まもなくゴジラには自衛隊によって打ち込まれていたANEBの効果が現れ、昏倒する。そして、ビオランテは失っていた人間の意識を取り戻し、最後は自らの意思で光の胞子となって宇宙に消えた。