一条寺烈ことギャバンの後任として地球地区担当の宇宙刑事となった。ギャバンと違って、「シャリバン」はコードネームである。普段は鈴木モータースで整備士やテストライダーとして働いている。
物語中盤にて、自身がマドーに滅ぼされたイガ星の民の末裔であったことを知ってからは、イガ星の再興を志すようにもなる。
伊賀電が「赤射」(赤射蒸着)指令を発することによって、電送されてくるソーラーメタル製のスーツ。真紅のソーラーメタルと銀色のメタル、黒いブラックシールドコーティングで構成されている。胸のディメンションコントローラーにより、異次元や宇宙空間での活動を可能とする。
地球の衛星軌道上で待機している超次元戦闘母艦グランドバースが灼熱の太陽エネルギーを増幅し、赤いソーラーメタルへと転換される。ソーラーメタルの金属粒子は電の体に吹き付けられるようにスーツを構成していき、赤射蒸着が完了する。この一連のプロセスはギャバンよりさらに短くなってわずか1ミリ秒(0.001秒、ギャバンの50倍の速さ)で完了する。また、電は赤射蒸着の際、服を脱いでアンダースーツ姿になってからコードを発することが多い。このシステムを見抜いたマドーは伊賀電を罠にはめ、グランドバースがいない過去へ強制タイムトラベルさせて赤射を封じたことがあるが、一条寺烈が赤射を封じる装置を破壊してピンチを脱した。
赤射蒸着プロセスの赤い球体の状態で飛び回り、市民をファイトローの手から助け出したり、魔怪獣の襲撃によって崖から落ちそうになっているバスをそのパワーで押しとどめたりといった、コンバットスーツの威力を印象付ける演出も作中の随所に見られた。