第17話より登場。ゲキの実の兄であり、ヤマト族の黒のナイトの息子だが、王族の支流にあたるため、劇中ではプリンスを名乗っている。31歳。
初期メンバー同様、1億7千万年前から復活した戦士。純粋かつ喜怒哀楽の激しい性格。8歳の時にヤマト王の養子となった弟・ゲキと生別し、父は野心の末にヤマト王に反逆して誅殺されている。後に国を脱出して妖精の森に住み着き、ヤマト王への憎悪と父の遺言に従い王になるという野心とプライドを心の支えにして特訓に励む日々を送った。成長するにつれ父の非は理解するようになるが、同時にやり場のない憤りを感じており、ヤマト王の死後はその矛先をヤマト王の養子となっていた弟・ゲキへと向けるようになっていった。
そのような経緯もあって最初は敵として登場し、バンドーラと結託してジュウレンジャーを追い詰めたが、内心ではバンドーラをも出し抜いて自らが地球の支配者となることを画策していた。その後、バンドーラの暗殺を決起するが失敗、さらにバンドーラパレスからも追いやられてしまう。しかし、その先で命の精霊クロトに導かれて時の停止した部屋に辿りつき、そこで獣奏剣とドラゴンシーザーを与えられる。新たな力を得たことで、今度は一人でジュウレンジャーとバンドーラ一味を倒し地球の支配を企むが、その末にゲキと一対一の対決を経て和解し、正式にジュウレンジャーの一員となる。6人揃っての変身と名乗りは第22話のみである。
実は永い眠りの間に、氷河期に起こった天変地異による洞窟の落盤事故で肉体と命を失っており、大獣神の願いを聞き入れたクロトの力によって時間限定の命を与えられていたことを後に知らされる。そのため、普段は寿命の減らない時の停止した部屋でたった一人孤独に過ごすことを余儀なくされ、味方になってからも5人の危機の間しか彼らと過ごすことができないというジレンマに陥ってしまう[注釈。当初はこのことをゲキたちに隠していたが、後にクロトによって彼らにも知らされた。
しかし、孤独に耐えかねて外に出た際、バンドーラに長時間外の世界に留まるように仕向けられ、さらに獣奏剣の発するエネルギーによって部屋の所在を突きとめられ破壊されてしまい、その残された時間もみるみるうちに減っていってしまう。その後、寿命を迎え(クロトいわく「使命」)、最期は息絶える直前にゲキにドラゴンアーマーとレンジャーアームレット、獣奏剣を託して消滅した。
5人と対立していたころは地球の支配を企む野心家だったが、それは父を失った怒りと悲しみの裏返しであり、かつて妖精の森で暮らしていたころは良太たちとも仲が良く、改心後には弟への思いやりを見せたり、子どもたちを守るために残り少ない自らの時間を省みずに奔走する姿が多く見られるなど、本来は優しい人物であることがうかがえる。