OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場。デザイナーは出渕裕。
一年戦争終結直前に完成した、ゲルググの狙撃型。火器管制システムはハード・ソフトともに最新鋭のものを搭載しており、精密射撃任務に対応可能。名称の「イェーガー」はドイツ語で「猟人」の意。
本機は単なる武装や仕様の変更にとどまらず、事実上の新設計機であると言っても過言ではないとされる。また、統合整備計画にもとづく標準化が当初から設計に取り入れられており、生産工程の簡略化や機体強度の向上、スラスター推力の改善が図られ、第2期生産型と呼ばれる標準化コックピットが採用されている。ジェネレーターは新型のものをさらにチューンアップしたものが搭載され、リア・スカートの推進器(B型のを再設計したものともいわれる)の増設をはじめ、姿勢制御用スラスター(アポジモーター)の数も当時のほかのMSよりずば抜けており、宇宙空間における機動性と運動性が向上している。ランドセルにはプロペラントタンクを2基装備可能で、これにより通常の200パーセントの長時間行動が可能となる。以上により、本機は初期型のゲルググと比べてもかなり高い性能をもつ機体として完成する。指揮官クラスのパイロットへの配備が想定されており、ランドセルにはレーザー通信用のユニットとアンテナが装備され、頭部のブレード・アンテナも標準装備である。また、初期型のゲルググと比較しモニター視界も良好となった。終戦直前に完成したゲルググの最終生産タイプであり、生産数は少ない。
第2話に登場。ルビコン計画の第一段階として、バーナード・ワイズマン(バーニィ)がケンプファーをサイド6・リボーコロニーへ輸送する際の戦闘に参加し、連邦軍のジム・コマンド宇宙戦仕様を圧倒する。赤を基調とした塗装が施されており、左胸には白地で522(設定画の機体は523)とマーキングされている。
書籍『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』では、ブレード・アンテナのない、緑を基調とした一般塗装を施された機体が確認できる。
OVA『機動戦士SDガンダム MARK-IV』第1話「夢のマロン社・宇宙の旅」にて、マロン社の宇宙船ガブスレイ(SD体型)が迷いこんだ一年戦争の戦場に、一般塗装の機体(SD体型ではない)が登場。
「電撃ホビーマガジン」誌上企画『機動戦士ガンダム ファントム・ブレット』では、一般塗装の機体が登場。搭乗者はタグ軍曹。一年戦争後、月面に潜伏していたジオン軍残党「ザメル砲部隊」の一機。ザメル用の680mmキャノン砲を転用した「ザメル砲」による長距離精密射撃のための射角分析を担当する。ザクII(測距手用)およびザクII(砲手用)とともに月での狙撃テロを行っており、宇宙世紀0082年にガンダム試作0号機と交戦、捕縛された。