ザフトのクルーゼ隊に所属する赤服のエリートパイロット。切り揃えられたヘアースタイルが育ちの良さをうかがわせる、容姿端麗な美青年。母親はプラント最高評議会議員のエザリア・ジュール。家柄はエリート家系の資産家である。性格は当初はエリート気質でプライドが高く、コーディネイターにありがちなナチュラルを見下す発言が目立ち、好戦的だった。しかし戦いが進むにつれ、ニコルの戦死やディアッカのMIA、様々な戦闘を経験して完璧主義で負けず嫌いな努力家に成長していった。潔癖で繊細な為、他者の言動に過敏に反応し激昂することもあるが、本来は人情味豊かな優しさを併せ持っている。気の緩んだ者に活を入れ、弱気な者を激励する、気丈で正義感の強い熱血漢でもある。普段はディアッカ・エルスマンと一緒に行動することが多い。2人はアカデミーで同室となり、そこで同じ価値観を共有する親しい友人となった。
アカデミーは次席(射撃1位、モビルスーツ戦・ナイフ戦・情報処理2位、爆薬処理3位、総合成績2位)で卒業。首席だったアスラン・ザラをライバル視し、何事に対しても模範的な回答しかしない彼の性格に不信感を持っていたため不仲だったが、その誤解はニコル・アマルフィの戦死をきっかけにして解け、以降は自分の背中を預けられる者として認めている。
チェスの実力はジュニア杯で優勝するほど上級者。しかしアスランとの勝負では、勝ち急ぎ猪突猛進になる性分が勝率を下げている。彼との勝負は1勝2敗だった。
クルーゼ隊の一員として中立コロニー・ヘリオポリスを襲撃し、地球連合軍の新型モビルスーツ「G兵器」の一機デュエルを奪取する。以降、搭乗機として使用した。
地球連合軍の最新鋭宇宙艦アークエンジェルとの幾多の戦闘で、キラの搭乗するストライクの攻撃によって機体を損傷し、その時の衝撃で割れたヘルメットのバイザーの破片で顔に大きな傷を受ける。プラントの技術をもってすれば完治可能だったが、「自身の復讐の証」という意味と、「ストライクによって奪われた仲間の仇を取る」という二重の意味を込めて傷跡を残した。以後、打倒ストライクに拘るようになるが、母艦として優れるアークエンジェルの堅牢性や成長著しいキラの戦闘能力を崩すには至らず、感情的になりすぎるのも目立って敗走を続けていく。なお、アークエンジェルの所在を確認すべくオーブ連合首長国に潜入した際には、趣味で関心のあるお守りを幾つか購入していた。
クルーゼ隊・ザラ隊所属時は年下のアスランやニコルを蔑んでいた。特にアスランに対しては、元々ライバル視していた事に加え、ストライク撃破任務においての命令無視、それを問うも一方的に突き放されるか、黙りを決め込み一切明かさない点、そして何事に対しても本音を語らない彼への不信感などが重なり、度々衝突していた。