『F91』における年齢は24歳。金髪で、毛先は外側にカールしている。常に右目にゴーグルを着けているのが特徴であり、右目は失明しているとする説もある。劇中では「成り上がり」と揶揄されることもあるが、貴族の出身とする説もあり、ビーム・フラッグにも使用している太陽をモチーフにした紋章はシャル家のものであるともいわれる。漫画『機動戦士ガンダムF91プリクエル』では、父親は小規模な会社(宇宙服の製造)を個人経営しており、普段は役に立たないシャル家の「家柄」に興味をもったブッホ・ジャンク社(社長はマイッツァー・ロナ)とアポイントメントが取れたことが少年期のザビーネによって語られる。
冷静沈着、ともすれば冷淡ともとれる性格であり、敵に対しては容赦ない戦いを見せるが、礼節はわきまえている。感情を表に出すこともほとんどないが、バグによる無差別殺人やラフレシア・プロジェクトを知った際には驚きと怒りを見せ、ラフレシア撃破後に部下からスペース・アークへの攻撃を暗に提示された際には、「我々もバグやラフレシアになるつもりか」と一喝し、見逃す一幕もある。
ロナ家が創設した私設軍隊クロスボーン・バンガード(C・V)の精鋭部隊である通称「ザビーネ大隊」、あるいは機体色を黒で統一していることから「黒の部隊(ブラック・バンガード)」とも呼ばれる第1戦闘大隊の指揮官を務めるエース・パイロットであり、ベルガ・ギロスに搭乗する。
アニメ版『F91』では、宇宙世紀0123年3月16日のフロンティアIV制圧後、10年ぶりに帰還したベラ・ロナのモビルスーツ (MS) の教官を担当する。これを機にベラに取り入り、ロナ家の家名を得ようとしているとする資料も多いが、アニメ劇中や小説版でもそれに該当する描写は、ザビーネに好意をもつアンナマリー・ブルージュの嫉妬による「思い込み」を除いて見られない。結果的に、それが原因でアンナマリーはC・Vから離反する。
その後、大隊を率いてフロンティアI内部に侵攻。ベラもビギナ・ギナに搭乗して随伴するが、出撃直前にザビーネは白ユリの花束をプレゼントし、ベラ機の頭部にテープで貼り付ける。地球連邦軍に寝返ったアンナマリーのダギ・イルスと一騎討ちとなり撃破するが、乗機の左腕を斬り落とされる。黒の部隊は連邦軍のたった1機のMSによって全滅したとC・V隊員の間で噂されるが、ザビーネは中破したベルガ・ギロスを放棄して生還、ほか2機も帰投する。なお、ベラは連邦の練習艦スペース・アークに投降している。