画稿の初出は『TV版ストーリーブック2』で、キャプションには「グフの発展型」と記されていた。『講談社のポケットカード8』では「ドム試作タイプ」の名称で掲載された(なお、隣に掲載された(のちの)プロトタイプドムの名称は「試作タイプドム」)。『MSV』で「グフ試作実験機」とされ、詳細な設定が掲載されるとともに、背面画稿が新たに描かれた。
グフシリーズ中、もっとも異色の機体とされる。プロトタイプドムのデータ収集用に造られた機体で、グフのライセンス生産をおこなっていたツィマット社がB型をもとに改修し、軍によって便宜的に型式番号が与えられている。固定武装が廃され、モノアイレールは十文字型となり、ヒート・サーベル(この時点で完成している)が装備されるなど、グフとドムの中間的な外観をもつ。また、背部バーニアも強化され、脚部に補助推進エンジンも装備されている。腹部には、動力パイプを収納するウェスト・ジョイント・アーマーが設置されている。1機のみが製造され、北米の試験場でテストがおこなわれたのみで実戦参加記録はない。塗装は黒と濃淡グレーを基調に、一部赤と青で塗られている。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の『MSV』的企画『Mobile Suit Discovery (MSD)』では、本機の頭部などのデザインを流用したドム試作実験機が設定された。