一年戦争時の水陸両用機ハイゴッグの発展型で、戦後アクシズへ逃げ延びたツィマッド社の技術者によって開発されたとも言われる。胸部を左右に収縮し、腕部を収納、脚部を折り畳んでほぼ球形の「水中航行形態」(「突撃進攻形態」とも呼ばれる)に変形することが可能。海のないアクシズで作られたという理由から、ネオ・ジオン軍と合流した旧ジオン公国軍残党の信頼は低く、彼らは連邦製のザク・マリナーの方を好んで使用したという。
原型機ゴッグでメガ粒子砲を装備している腹部にはソニックブラストを、さらに胸部には装甲が左右にスライドして現れるミサイルランチャーが8基装備されている。ジオン製水陸両用MSの伝統であるアイアンネイルは、ガンダリウム合金製の装甲をも貫通できた。
第24話で新型機として登場。ザク・マリナー部隊の隊長が搭乗しアーガマを攻撃するが、これは様子見だったようですぐに撤退している。次の出撃で隊長は旧式のザク・マリナーに乗り換え、カプールは彼らの雇った現地の漁師の少年タマンに預けられた(新型を民間人に預ける判断について隊員は疑問を呈していたが、隊長はアクシズが開発したこの機体を信用できないと説明)。戦闘中にジュドー・アーシタに説得されたタマンは我に返り、カプールを乗り捨てて自爆させ、妹のアヌと一緒に漁師に戻った。ソニックブラストやレーザーは使用する機会がなかった。
漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、フェアトン・ラーフ・アルギスの搭乗機であり、銀色に塗装されていた。また、宇宙空間でも運用された。数々の転戦をしたのち宇宙世紀0088年10月にエゥーゴによるアクシズ侵攻への防衛作戦に参加し、パイロットごと行方不明になっている。
小説『機動戦士ガンダムUC』ではニューギニアに潜伏していたジオン軍残党「シンブ根拠地隊」の機体が2機、トリントン基地襲撃に参加している。
アニメ版『機動戦士ガンダムUC』では、ジオン軍残党「カークス隊」の所属機がジュアッグと共にシャンブロの露払いとしてダカールに上陸。市街地で破壊活動を行ない、ジムII1機を擱座させるもネモのビームサーベルに貫かれ行動停止する。またトリントン湾岸基地襲撃へ参加した機体は、トリントン湾上陸時にアクア・ジムを撃破するものの、バイアラン・カスタムのメガ粒子砲によって撃破され残骸はゾゴックのブーメランカッターを防ぐ盾にされた。外伝漫画『『袖付き』の機付き長は詩詠う』の第3話ではダカール襲撃時の搭乗者チーシンの姿が描かれたほか、第7話ではダカール襲撃時に破壊されたチーシン機の残骸がジュアッグの残骸と共に海賊に回収され、無人で動く特攻兵器としてカークス隊基地攻撃に利用された。