ザクIIIは、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、1986年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』。
作中の敵側勢力であるネオ・ジオン軍の機体で、『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍の主力機「ザクII」の発展型。作中ではネオ・ジオン将校のラカン・ダカランが搭乗し、主人公ジュドー・アーシタが搭乗する「ΖΖガンダム」と交戦する。終盤では、強化人間化したマシュマー・セロの搭乗機「ザクIII改」が登場し、グレミー・トト派のネオ・ジオン反乱軍を圧倒する活躍を見せる。
アクシズがザク系の最終型として開発した機体。
アクシズへ逃亡した旧ジオン公国の技術者たちは、地球連邦軍の開発したハイザックやアナハイム・エレクトロニクスの開発したマラサイをザクIIの正当な後継機とは認めず、最新の技術を導入して本機を完成させた。ザク本来のコンセプトを極限まで追求した結果、汎用性とトータルバランスに優れた機体となっている。作戦に応じてバックパックや腰部アーマーなどを換装可能で、標準の大気圏内外両用のほか宇宙用の高機動型なども試作されている。また、ベースジャバーとの連携強化のため、頭部には複数のアンテナが装備されている。
試作機はドーベン・ウルフと同時期に完成するが、戦況からニュータイプ用の機体が求められ、火力と推力も劣ることから量産化はドーベン・ウルフに譲られたものの、先行試作機が6機ロールアウトしている。塗装は濃淡グレーを基調とするが、これは一年戦争時のエース・パイロットのパーソナル・カラーをもとにしているとする説もある。
第27話で初登場。ダカールの迎賓館の門前に、2機が門番のように立っている。第35話ではラカン・ダカランが搭乗し、ドライセン部隊を率いてスペース・コロニーが落着するダブリンからの市民の脱出を妨害する。コロニー落着直後にΖΖガンダムと交戦し、両脚を破壊されて撤退する。
第44話では、サイド3コロニー「コア3」に1機が配備されているのが確認できる。第45話ではグレミー・トトの反乱軍所属の2機が確認できるが、もともと機体色がグレーであるため、統一カラーに再塗装されていない。第46話では、1機がゲーマルクのビーム・サーベルを運んでいる。