バウンド・ドック は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の機動兵器「モビルアーマー (MA)」のひとつ。初出は、1985年に放送されたテレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』。
コックピット・ハッチはMS形態では胸部中央、MA形態では機体下面(MS形態では股間部に当たる)に設置されているが、コックピットの位置は不明。
ニュータイプ(もしくは強化人間)の思考をダイレクトに伝えることを目的に、サイコミュ・システムを機体制御の根幹に据えた結果、高い機体追従性を獲得し、実験機ながら実戦に耐えうる性能を発揮している。オーガスタ研究所によって設置・調整がおこなわれた、サイコガンダムと同様のサイコミュ・システムを搭載しているが、精神的な負担を軽減するため、最新型のプロセッサ技術によって容積を数分の1に縮小しつつ処理速度を2倍以上に引き上げた改良型を採用。これにより、本機のMS形態はサイコガンダムよりも小型となっているが、通常のMSよりは大型であり、その機体サイズからくる鈍重さを大出力でおぎなうという非効率な解決方法を採っている。本機のサイコミュは比較的パイロットへの負担が少なく設定されており、ニュータイプ能力が低いパイロットでも稼働が可能となっている。そのため、ビットやファンネルといった誘導兵器は稼働できないものの、思考コントロールが可能な操縦システムは、ニュータイプ能力があれば凡庸なパイロットでもエース級に引き上げる効果をもつ。一方で、パイロットの意識を本機が発するサイコ・ウェーブで拘束し、戦闘衝動を発生させる機能も備えており、高い戦闘力が発揮できる反面パイロットの精神的負担は大きくなる。また、サイコガンダム(2号機)と同様のサイコ・コントロール・システムを搭載し、機外からの遠隔操縦が可能となっており、その機能は改善されたといわれるもののこれを含む本機の全性能を発揮させるためには、強力なニュータイプ能力と強化人間クラスの強靭な肉体が必要とされる。システム上の問題はいくつか見られるが、本機自体は当時の連邦軍のサイコミュ技術の粋を集めた機体である。
また、本機は急遽サイコガンダムMk-IIのサポート機としても充当されている。サイコガンダムMk-IIのサイコミュはパイロットへの負担がかなり大きく、精神を破壊しかねないものであることから、本機に比較的精神の安定した強化人間が搭乗し、サイコガンダムMk-IIのパイロットの精神状態を制御する方法が採られ、テストでは数時間の間トラブルもなく正常に機能している。
実験機であるものの、カラーリングと型式番号の末尾が異なる3機が製造され、後発機のデータ収集に活用されている。