OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場。メカニックデザインは出渕裕で、設定画には「MSM-07/E《ズゴック》」の名称が記されていた。"E" は "Experiment" の略である。
統合整備計画の一環で開発された機体で、ズゴックの性能を引き継ぎつつも、ショルダーアーマー等に多少の設計変更が行われている。ズゴックの地上運用後に見つかった問題点をクリアするため開発された試験機で、製造はキャリフォルニアベースで行われた。まず、ゴッグに比べズゴックの水中整流効果が劣っていた事から、ゴッグと同様に四肢を伸縮可能な機構が導入された。また、主推進器は背中から脚部に変更され、整流効果と航続距離の向上が図られた。それに伴い、背部の推進器は陸上行動時のジャンプ用に変更され、その折の機動性が向上している。ジェネレーターは原型機と同出力ながらも、熱核水流ジェットの機器と一元化し整理された。また、コクピットはハイゴッグと同型のものを採用。また、各部関節に使用される駆動ユニットは生産性と追従性の観点から新規品となっており、S型を凌駕する運動性を発揮する。また、パーツや兵装は他機種と互換性を持たせており、ズゴックの持っていた操作性やコスト高を解消した機体である。戦争末期に完成し、少数の機体が量産配備された。
『0080』では第1話の冒頭シーンに登場。ジオン公国軍突撃機動軍所属サイクロプス隊の隊長であるハーディ・シュタイナーのズゴックEは隊員のミハイル・カミンスキー、アンディ・ストロース、ガブリエル・ラミレス・ガルシアらの搭乗したハイゴッグと共に地球連邦軍の北極基地を強襲し、基地防衛のMSを圧倒する。
小説版『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』では、キャリフォルニアベースからオーストラリア大陸にもち出された機体にガースキー・ジノビエフ曹長が搭乗。音響関連のセンサーに優れた優秀な陸戦MSとして描写されている。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』では、宇宙世紀0091年の南極の旧資源開発基地で新生ネオ・ジオン軍によって運用されている。
OVA『機動戦士ガンダムUC』の外伝作品『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』第3話では、0096年にカークス隊所属のテッセラ・マッセラ中尉が右腕を失った機体に搭乗するほか、第7話・第8話ではカークス隊基地を狙う海賊との攻防戦に参戦している。
漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』では、0116年にテロ組織「汎アフリカ解放戦線」が運用する少なくとも2機が、南アフリカ核貯蔵庫に上陸している。