『帰ってきたウルトラマン』第37話「ウルトラマン夕陽に死す」、第38話「ウルトラの星光る時」に登場。
ナックル星人が操る怪獣。黒い身体には巨大な金色の角、腹部には蛇腹を持ち、強靭な皮膚で全身が覆われている。ナックル星人によるウルトラマンジャックの能力分析に基づいて対ウルトラマン用に特別な訓練が施されているため、両腕をクロスしてスペシウム光線を受け止め、ブレスレットブーメランを素手で撥ね返すなど、ジャックのあらゆる技を回避・防御する。また、口から赤い熱線を吐き出して攻撃する能力も備えている。そのほか、MATが輸送していたサターンZを強奪する際には、口から煙幕を吐き出して囮としても活躍する。
上記のように高い戦闘力を持つが、ナックル星人は前述の能力分析から「ブラックキングでも勝てるかどうか危ない」と判断し、郷秀樹の冷静さを奪うために坂田兄妹を殺害するなどの念入りな作戦を採る。さらに、ジャックとの交戦ではブラックキングとのタッグを組んでの攻撃も功を奏し、ナックル星人はジャックを倒すことに成功する。その後、初代ウルトラマンとウルトラセブンによって救出されたジャックをナックル星人と共に迎え撃つが、本領を発揮したジャックの猛攻撃に圧倒され、最後は空中に放り投げられたところを手刀による新技・スライスハンドで斬首されて死亡する。