『MSV』に登場。同企画では「ガンダムフルアーマータイプ」とも呼ばれていた。
ガンダムに増加装甲を取り付けたもので、比較的装甲使用度の高い胸、肩、腰、腕、脚に[1]、ジム・キャノンの脚部装甲と同様の簡易装着型として設計されている。重装甲化による機動性の低下をおぎなうため背部と脚部に補助推進装置が装備され、背部左側にはセンサーが追加されている。
本機についての資料は極めて少なく、実戦参加していた唯一のガンダム(2号機)がア・バオア・クー攻略戦で撃破されたためプランが中止になったとされる一方で、試作された、運用テストがおこなわれたらしいなどの噂も絶えない。さらに、一年戦争時の連邦軍の撃墜スコアランキング第7位に名を連ねるハインツ・ベア中尉(スコアはMS37機、艦艇2隻)が搭乗したとする資料もあり、ほかにもいくつかの目撃例がある(「作中での活躍」を参照)。本機に関するパーツおよび生産ラインは発見されておらず、存在を立証するものは何もないとされるが、宇宙世紀0096年に実戦参加しているジムII・セミストライカーの左腕には本機と同型の小型シールドが装備されている。本機の予備パーツであるかレプリカであるかは定かではないが、このシールドはガンダリウム(ルナ・チタニウム)合金製である。また、コストの問題で少数のみであるものの生産されたとする資料もある。
プラモデル「SDガンダム BB戦士」では、オリジナル要素として頭部用の増加装甲「ヘッドギア」が新たに設定されている。
ウェブサイト『魂ウェブ』の小田雅弘(『MSV』の設定担当)によるコンテンツ「MS開発秘録」によれば、8機による実験部隊が編成され、ノースポール級戦闘空母(強襲揚陸艦)を母艦として0079年12月に錬成が開始されるが、公的な記録は開示されていないとされる。計画ではグラナダ周辺の敵防衛戦力の殲滅が想定されるが、実戦記録は発見されていないという。ただし、同コンテンツでは8機のうち半数はガンダム5号機から8号機までがベースとされており、従来設定とは異なる。
池原しげとによる漫画版『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に1機が登場。一年戦争末期のサイド6に核攻撃をおこなおうとするムサイ級「ジークフリート」を撃沈する。
講談社発行の雑誌「コミックボンボン」に連載された漫画『プラモ狂四郎』に登場した「パーフェクトガンダム」を、ストリームベースの小田雅弘が『MSV』に加えるため、宇宙世紀に存在したMSとしてより軍用機らしいデザインにリファインすることで誕生した。そのためほぼ全身がオリーブドラブに近い緑色で塗装されている。