ブラウ・ブロは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する、架空の兵器。
ジオン公国軍の開発したニュータイプ (NT) 専用モビルアーマー (MA)。
フラナガン機関による協力のもと、キシリア・ザビの命令を受けて開発されたNT専用MAの1機[4]。NT専用MAとしては初の機体であり、武装にエネルギーCAP式ではなく在来型のメガ粒子砲を使用したため、強力なジェネレーターが必要となり、機体は当時のモビルスーツ (MS) の標準的な全高(18m前後)をはるかに上回る規模にまで大型化した。それゆえ、AMBACによる機動は不可能に近く、機体各所に高機動バーニアを採用することで対処している。
NT能力を有するパイロットが少なかったことから、脱出コクピットシステムを採用している。機体は5つに分離可能であり、それぞれが独立して行動可能となっている。コクピットは既存の兵器ではみられない独自のものであり、同時に開発中だったジオングのものと近似する。サイコミュコントロール用と戦闘専用のサブコクピットと全システムのコントロールが可能なメインコクピットから構成され、乗員は3名。
NT専用機としては実験用の機体であり、開発は月面のグラナダで行われた。2機が製造されたが、完成したのは一年戦争後期となる。2機ともにサイコミュコントロールのデータ収集に使用され、ジオングやエルメスに生かされた。
テレビ版『機動戦士ガンダム』第33話冒頭、ホワイトベース (WB) がサイド6に入港する場面で初登場。機能テスト中に故障を起こし、シムス・アル・バハロフ中尉やコワルら技術員数名が機外で修理にあたっていた。Gアーマーと遭遇した際、シムスはやりすごそうとしたが部下が焦って発砲し、交戦の末にビーム・ライフルで撃たれて機体は爆発したため、シムスたちは搭乗していた右ブロックを分離させて逃げる。
その後、第39話に再登場。シャリア・ブル大尉とシムス中尉が搭乗しており、ギレン・ザビ総帥の命令でキシリア・ザビの部隊への合流を経て、シャア・アズナブルの部隊に編入される。出港直後はシムスの隣に技術兵2名が同乗している。地球連邦軍に占領されたソロモンへ、戦闘データ収集を兼ねて攻撃をかけた。その際、交戦したWB隊を想像もつかない位置から攻撃する一方で自機への攻撃をNT専用機ならではの機敏さで回避し、WBのMS隊を翻弄する。しかし、NTの片鱗を見せ始めていたアムロ・レイがガンダムの操縦系統をオーバーヒートさせながらも本機にとりつき、側面をビーム・ライフルで撃つ。本機は爆散し、シャリアとシムスは脱出する間もなく戦死した。
第42話ではア・バオア・クー宙域で1機が背景で登場する。劇場版には登場しない。