ジムIII(ジム・スリー、GM III)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、1986年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』。
作中の登場勢力のひとつ「地球連邦軍」の量産機で、前作『機動戦士Ζガンダム』に登場するジムIIの発展型。同じく『Ζ』から登場するガンダムMk-IIとは、バックパックの形状などに類似点が存在する。
一年戦争当時の地球連邦軍主力機「ジム」の改良型「ジムII」に、さらなる近代化改修を施した機体。ジェネレーター出力の強化のほか、各種アビオニクスや制御系統にジオン系技術を取り入れ、大幅な強化が図られている。
グリプス戦役後の政権交代と同時にティターンズ主導の兵器開発が軒並み中止・凍結あるいは統合され、官立工廠の規模縮小とアナハイムへの開発委託拡大、コストパフォーマンスに難があったネモも生産が中止されたなか、RGM-89 ジェガンが開発・配備されるまでの代替戦力確保のため、ジムIIの延命策として「GMIII」計画が推進された。
資料によっては、ジムの改修機となるジムIIに対して本機は完全再設計とするものや、本機を部品の規格にジムIIとの互換性を持たせつつ性能を向上させた新設計の機体であるとし、ジムIIからの改修型は緊急措置的なものに留まったとするものもあるが、新設計のものを後述のヌーベル・ジムIIIとして区別する場合もある。開発はカラバ、もしくはカラバとアナハイム・エレクトロニクスの共同開発とされ、地球連邦軍がカラバを統合したのちに正式採用されたと記載している資料もある。
ジムIIは基本的にジムのマイナーチェンジにとどまったが、ジムIIIではガンダムMk-IIやバーザムなどの技術を転用することにより、大幅な設計の見直しがおこなわれている。ガンダムMk-IIの駆動系技術を投入した腕部ユニットの部分的なムーバブルフレーム化をはじめとして、バイザーが大型化し、一部装甲材質も改良された。機体各所にはミサイルなどのオプション装備が追加可能で、支援機としての運用を可能としている。重装備化を経て自重は増大したが、バックパックなど機体の3割強をガンダムMk-IIと同型のパーツに換装することにより、機動性の向上を実現した。