OZ宇宙軍の宇宙移動要塞。初登場はTVシリーズ第10話。主な要塞司令官はレディ・アン、ツバロフ・ビルモンなど。デルマイユ・カタロニアも司令官として着任する予定だった。
構造は厚みのある円盤型の人工重力ブロックと、中心軸を同じにするそれより直径の短い円柱状のロケット・エンジン、さらに重力ブロック前面の中央を横切って細い矩形の非回転部分、回転軸中心に宇宙港と格納庫が存在する。当要塞とOZ宇宙軍の司令部を兼ねたブリッジや、MSとMDなどの兵器工廠、軍事セクション、自給自足用の農業プラントなども有している。
武装は軍事セクション両端には超大口径の「バルジ砲(バルジビーム砲)」が各1門ずつ(計2門)配されているほか、外壁に280ミリ3連装砲塔と2連装機銃を備える。バルジ砲は砲身の角度が固定されているため、要塞自体を回頭させて照準を合わせる必要があるほど運用には難点があるが、砲口から発射される大出力ビームは、長距離から一撃でコロニーの動力部を破壊することが可能なほど高性能である。
当要塞はOZ技師長セイス・クラークによって設計されると、A.C.174にL1及びL2コロニー群宙域で建造開始され、A.C.182の10月26日に完成。同日の完成セレモニーの際に、反連合勢力の攻撃を受けるも、スペシャルズとバルジ砲の反撃で撃退した。長らく連合宇宙軍の宇宙要塞として運用されていたが、オペレーション・デイブレイクによってOZ宇宙軍の移動拠点となった。以降は、レディ・アンがコロニー懐柔の拠点として利用したほか、シェンロンガンダムの強襲時にはバルジ砲とトーラス(MD)部隊によって相手を中破させて撤退へと追い込み、その後日には連合残存軍が立て篭もるコロニーD120へのバルジ砲発射までも実施した。しかし、OZがトレーズ派と財団派に分裂して内戦が始まると、月に接近して月面基地へのMD部隊投入を行い、レディ・アンと明確に対立して彼女を負傷させたツバロフが指揮を任されることになった。