『1st』の冒頭場面をはじめ全編に登場。ファントンの輸出・レンタル仕様(型式番号のERはExport&Rentalの意)で、その名はアラビア語で「鼻」を意味しており、胸部から鼻のように突出した頭部が特徴。
頭部下に搭載された機銃は30mmのものへと変更された。旧式化した時代においては対モビルスーツ戦において気休め程度の戦力にしかならないものの、モビルスーツのいない戦場では圧倒的な強さを発揮する。旧式の内燃機関による発電で駆動するが、一部地域では燃料電池式に改修されたり、化学反応型燃料を使用するエンジンに換装されている。
人革連では、比較的重要度の低い地域を中心に配備されているほか、積極的に輸出しており、輸出先のオーダーにより砂漠戦用やワークローダー用途までカスタマイズされている。貧困国を中心に主力MSとして広く普及しているが、ユニオン、AEU加盟国にも輸出されており、多くが武装を取り外した作業用MSとして普及している一方で、少数が標的機や安価な警備用MSとして採用されている。また、後の連邦軍では対人鎮圧用として運用された機体も存在する。
普及率の高さゆえに、作業用として購入した機体を戦闘用に改造する業者もおり、上記のヘリオンと同じくMSによるテロに使われるケースが多く、社会問題化している。
『1st』作中の西暦2307年時点では旧スリランカの反人革連勢力(シンハラ人勢力)やアザディスタン王国、アフリカ諸国などで主力MSとして運用されているほか、タクラマカン砂漠の核貯蔵施設を襲撃したゲリラも使用していた。次世代機が多く流出している西暦2312年時点においても多数が稼動状態にあり、反連邦組織カタロンの主力の一翼を担っている。また、地球連邦平和維持軍も保有しており、対MS戦は一切考慮されておらず、足回りの装甲を追加し、頭部モノアイにバイザーを取り付けるなど、暴徒鎮圧等の対人戦闘に特化した改良がなされている。