無重力戦闘を目的とした宇宙戦タイプ。全身各所に推進、姿勢制御用スラスターを備え、空間機動力を強化。脚部には、シールド兼用の円筒状大型プロペラントタンクを両膝から突き出る形で装備する。右腕に装備される200mm×25口径長滑腔砲は銃身の効率的な冷却のため専用の放熱板が追加されている。この放熱板は接近戦用のカーボンブレイドとしても使用可能である。コックピット内は真空にされているため、パイロットにはヘルメットに繋ぐチューブによって外部情報と共に空気が送られている。ガンダム鹵獲作戦では、カーボンネット発射装置やカーボンワイヤー発射装置、ジェル発射管などの特殊装備が使用された。
『2nd』では、反連邦組織カタロンの所属機として登場する。『劇場版』では、ELSとの決戦において、擬似太陽炉搭載機の数の不足を埋めるべく、地球圏防衛のMS部隊に配備されている。カラーリングは、人革連で運用された機体が濃紺なのに対して、カタロンカラーであるグレイッシュブルーに塗装されている。
200mm×25口径長滑腔砲(宇宙型) - 本機の主武装。砲身に装着される2枚の放熱板は、超硬質のカーボン素材で作られており、接近戦においてはブレイドとしても機能する。
30mm機銃 - 左胸に内蔵される機関砲。
カーボンネット発射装置 - ガンダム鹵獲作戦で使用された「特殊装備」のひとつ。対象物を捕縛するためのカーボンネットを射出する。左胸に外部増設式で装備された。
カーボンワイヤー発射装置 - ガンダム鹵獲作戦で使用された「特殊装備」のひとつ。対象物を捕縛するためのカーボンワイヤーを射出する。右胸に内装されている。
ジェル発射管 - ガンダム鹵獲作戦で使用された「特殊装備」のひとつ。左腕に外部増設式で装備可能な4連装の発射管。対象物に命中すると瞬時に硬化する特殊ジェルを発射する装備。ガンダム鹵獲作戦においては、捕縛されたガンダムヴァーチェの各関節に命中させ、同機の自由を奪う目的で使用された。