ジオン公国軍地球方面軍に配備される地上攻撃用の兵器。ジオン軍における主力戦車として位置付ける資料が見られる一方で、実際には歩兵やMSの突入を支援する装甲砲、または自走砲と呼べる兵器とした資料も見られる。また、高価で数不足のMSを補助するべく開発されたとする媒体もみられる。U.C0079年3月1日の地球侵攻作戦において主力を務めたMS-06FザクII F型の配備数が多くなかったことから、ジオン軍は戦闘車両や航空機で不足分を補っていたとする資料も見られる。
ルーツはジオン軍M1戦車。車体はマゼラ・トップとマゼラ・ベースの二つから構成され、マゼラ・トップのみを分離して飛行させる事が可能となっている。分離機構は上面装甲の薄い地上戦力を上空から攻撃するための機能だが、飛行時の命中精度は極端に低下し、主砲の有効射程も600mほどとなる。また、飛行時間は5分と短く、戦闘力を失ったマゼラ・ベースを撃破され不時着する機体も多かった。マゼラ・トップ両翼側面にはVTOLエンジンを備え、ヘリコプター同様のホバーも可能。乗員は砲手とパイロットを兼ねる一名。なお、マゼラ・ベース側にも操縦スペースが存在するとした資料も見られる。コクピットはスクリーンを持たないキャノピー目視方式。プラモデルキット『EXモデル 1/144 マゼラアタック』では、マゼラトップのコクピットにパイロットと選択式のカメラセンサーを組み込んだデザインも見られた。
派生機として、マゼラ・ベースにザクの上半身を載せたザクタンクがある。
『機動戦士ガンダム』の物語序盤に登場。ガルマ・ザビ大佐率いるドップやザクIIとともにホワイトベース隊に攻撃を行う。また、マ・クベの部隊でも多数使用され、オデッサ作戦では連邦軍の61式戦車隊と交戦する。マゼラ・トップやマゼラ・トップ砲はランバ・ラル隊の貴重な戦力としても使用され、マゼラ・トップの飛行能力を駆使してガンダムを追い詰める。マゼラ・トップをカーゴやサムソンの荷台に載せ、移動砲座とする描写もある。
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』では、第9話に登場。オデッサで敗退し、撤退するジオン軍部隊のための時間稼ぎとして、ボーン・アブスト大尉率いる3両のマゼラ・アタックが第08小隊に対し待ち伏せ攻撃を行う。この際、車体を塹壕に隠し砲塔だけを出し、周囲にスクラップを散らして金属反応を欺瞞する。結果、HEAT弾により陸戦型ガンダム1機の脚部を損傷させる。一両を撃破されるも戦死者はなく、作戦の目的を果たす。