『MSV』で設定され、テレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』『機動戦士ガンダムUC』ほかにも登場。
一年戦争時、ジオン公国軍によって前線で損傷した機体を組み合わせて改造されたリサイクル兵器。ザクIIの上半身とマゼラアタックの車体部マゼラベースを可動ユニットを介して組み合わせ、両腕を簡易型マニピュレータに交換したもの。おもに運搬・建築・回収作業用として使用されるが、拠点防衛などの実戦にも投入されている。
アフリカ戦線の工作作業中隊によって製作されたものが最初であり、その後各地に広まった。現地改造のため決まった仕様はなく、様々なバリエーションが存在したとされるが、一般的に知られるザクタンクはアフリカ戦線で確認された「サンドシープ」の愛称を持つ機体である。基本的に武装は貧弱で車体の3連装機銃だけであるが、実戦投入された機体の中には武装強化されたものもある。また、背部にはカセットタンクのほか、クレーンユニットやカーゴデッキなどの様々なオプションを装備できる。
一年戦争終結後は地球連邦軍に接収され、おもに土木工事に使用されるが、二足歩行に不利な不整地での戦闘にも出動し、活躍している。
初出は『コミックボンボン』1982年6月号掲載の「大河原邦男オリジナルメカシリーズ」で、カラー画稿が掲載され、同8月号に作例が掲載された。後に『MSV』に取り入れられてプラモデル化もされ、『機動戦士Ζガンダム』を初めとする映像作品にも登場している。
テレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』第12話では、ジャブロー基地に配備されている機体が登場する。なお、『Ζガンダム』版の設定画には、マゼラベースの機銃の代わりにビーム砲を搭載したタイプもある旨が記されていた。
テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』第41話では、スタンパ・ハロイ所有の機体として登場する。スタンパ邸を脱出するジュドー・アーシタ達を2機が追うが、うち1機はビーチャ・オーレグが搭乗するΖガンダムに踏み台にされ中破する。
小説『機動戦士ガンダムUC』では、地上ジオン残党軍が砂に埋まったガランシェールの引き上げ作業に使用する。アニメ版では後述の「グリーンマカク」が登場している。