雑誌『月刊ホビージャパン』の模型連動記事『機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV』にて登場した。デザインは大河原邦男が担当。機体色は、当初、ホビージャパン編集部から大河原邦男への発注時には、機体色を「青紫」のイメージでなされていたが、実際描かれたイラストでは赤みの強いものとなっていた。さらに同機の模型作例を製作したモデラーが、画稿を空気遠近法により青みがかって見えているものと解釈して、赤系で作例を塗装した。その後、編集部が当初想定した青紫の機体の模型作例も「3号機」として製作されている。大河原の画稿に忠実なカラーリングの模型作例も『電撃ホビーマガジン』で「1号機」として製作されている。
2024年4月2日に東京都内で行われた『SEED FREEDOM』の大ヒット御礼スタッフトークイベント第1弾で登壇した3DCGデスクの藤田進夢は、最初にデスティニー仕様でのインパルスを登場させるとの発注を受けていたが、監督の福田から「(シンの)デスティニーと被っちゃう。だったらインパルスでいろんな武器使って戦ってた方が差が出る」という意見を受けてインパルスを直接改良したSpec II仕様に変更された事情を明かした。
開発には元ヴェルヌ設計局のコートニー・ヒエロニムスが携わった。本機が装備するデスティニーシルエットは、フォース、ソード、ブラストの全シルエットの特性を備えた万能型モジュールであり、ストライクのI.W.S.P.に相当する統合兵装システム試験運用型となる。これは専用母艦(ミネルバ)までを用いたインパルスのシルエット換装システムが運用面に課題を残していた事と、それぞれの専門分野に特化した単機能型MSが無秩序に生産され、元来ザフトが目指していた万能機としてのMS開発から逸れていっていた事に対する反省点を踏まえたものとなる。デスティニーインパルスは従来のインパルスのように各シルエットモジュールを換装する必要なく、このモジュール単一で全状況に対応できる万能MSとして開発された。
シルエットモジュールにはレーザー対艦刀や大口径のビーム砲、ヴォワチュール・リュミエールを用いたスラスターユニット[59]が備わっており、加えてこのスラスターの稼働時には、ミラージュコロイドの散布によって電子的・視覚的な双方で敵機を攪乱可能としている。更に本体チェストフライヤー部には改造が加えられ、追加装備としてビームブーメランとビームシールド発生装置がセットとなっている。これによりデスティニーインパルスは格闘能力、機動力、火力、防御力の全面においてインパルスの各シルエットと同等以上の性能を発揮する。加えて、アビオニクス/ベトロニクスが強化され、合体や兵装の立ち上げにおけるパイロットの負担も低減されている。