『機動戦士ガンダム』では第30話に登場予定であったとされる。『MSV』で詳細な設定が追加され、のちにアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』にも登場。モノアイに替わる巨大な複眼と、両腕部に2本ずつ装備されたヒート・ロッドが特徴。
アッガイの試作段階で最終案直前まで残ったものを改設計した機体。開発はキャリフォルニアベースでおこなわれている。同様にアッガイから派生したジュアッグより一般的なMSに近いのは、同機よりあとに分岐し、ほぼ機体の設計が完了した段階でアッグシリーズに組み込まれたからである。アッガイより大きな頭部は、センサー類を強化したためと推測されている。接近戦用に設計されているため運動性は高く、装甲も厚い。防水機構はもっているが、ジュアッグと同様に湿地戦用とされる。一部の機体が実戦参加したと記録されているが、確認はされていない。カラーリングは茶色、サンド・イエローと白を基調とする。
『MSV』以前に発行された雑誌『アニメック』では、ゲリラ戦用であり、強行偵察やトーチカ攻撃が主任務とされている。
『ΖΖ』では、宇宙世紀0088年にサイド3の観光用コロニー「タイガーバウム」を統治するスタンパ・ハロイが所有するMSのひとつとして登場。ほかの所有MSと同様、コックピットは全天周囲モニター・リニアシートに近代化改修されている。第40話では、スタンパの宮殿の敷地内で、彼の部下が搭乗してMSコレクションのひとつであるズゴックに搭乗したジュドー・アーシタをヒート・ロッドで絡め取るが、逆に背後に回り込まれ首をアイアン・ネイルで貫かれて行動不能となる。第41話では、スタンパの命令でジュドーを追跡するため、ゾゴックとともに出撃。6輪バギーをヒート・ロッドで撃破するが、エル・ビアンノのバズーカにより複眼を破壊され、直後にビーチャ・オーレグが搭乗するΖガンダムのビーム・サーベルによって袈裟斬りにされる。カラーリングは赤茶色、緑、黄色、灰色、黒と多数配色されている。
漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では1機が登場、ジム・ストライカーとの格闘戦の末に撃破される。その際、ヒート・ロッドに電流を流す、頭部バルカン砲を発射、複眼を発光させて目くらましに使用するなどをおこなっている。
漫画『機動戦士ガンダム アッガイ北米横断2250マイル』では、ヨハン特務隊隊長のソルマ・ヨハンセン中尉が搭乗し、アグレッサー役のノルト・キスノ曹長が搭乗するアッガイを相手に格闘戦性能のテストをおこなう。巧みな操縦技術により相手の攻撃をやすやすとかわすが、相手の腕部の伸縮を利用したパンチを1発くらう。最後は相手の首にヒート・ロッドを巻き付け、付近のクレーンに引っ掛けて絞首刑のような形で行動不能にする。