ユーラシア連邦の軍事企業アドゥカーフ・メカノインダストリー社が開発した大型可変機。ザムザザーやゲルズゲーといった大型MAのコンセプトを推し進めるとともに、これまで連合が培ったMS技術を融合した機体である。
単機でMS多数分の性能を発揮するガンダムタイプとして製造されているものの、ザフト側に対する技術的優位性が失われつつあったことと、バッテリーと装備の充実を考慮し機体は大型化した。専用OS「G.U.N.D.Am. Fortress」によって制御される機体全身に多数の砲門を備え、艦隊や多数の敵機を消滅させる絶大な火力を誇る。また、強固な装甲と陽電子リフレクターを備え、ビーム・実体弾兵器を問わず鉄壁の防御力を有している。背面の円盤型バックパックは4基の高出力ホバースラスターを内蔵したフライトユニットとして機能し、MA形態時ではこれによって大気圏内の飛行も可能とした。機体の性質上、デストロイの主形態はMA時であり、その砲撃能力をもって移動砲台として機能する。反面、同形態の運動性の低さから拠点制圧用のMS形態を持ち合わせている。
その戦闘力はMS・MAという戦術兵器を超えた戦略兵器とも呼ぶべき代物であり、単機での要塞攻略・殲滅戦を可能としている。しかし、その代償として機体制御や火器管制システムの複雑化を招いており、本機を円滑に運用するためには高い空間認識力が必要とされた。そのため、連合では身体機能を強化されたエクステンデッドの専用機として扱われている。また、本格的な格闘装備を持たないことから肉薄攻撃は不得手としている。さらに、その圧倒的な火力ゆえに、機体周辺に味方の援護部隊を配置することができず、また機動性の緩慢さから、近接戦に陥ると、たちどころに敵の標的になってしまう。操縦の際には、専用のパイロットスーツを着用しなければならない。
2クール目のオープニングではシルエットで登場。3クール目以降のオープニングでは細部まで見えるようになった。
劇中ではユーラシア連邦西部における戦闘でステラ・ルーシェの搭乗機として初登場し、ネオ・ロアノークのウィンダムやスティング・オークレーのカオスと共に出撃。都市にはザフトが駐留しており、地球軍の接近に伴って出動していたが、本機はこの駐留軍をアウフプラール・ドライツェーンの一撃だけで焼き払う。その後もヨーロッパ各地の都市に配備されたザフトのMS部隊ごと街を殲滅しながら進攻し、ベルリンに到着するまで多くの都市をなぎ払った。