フォビドゥンブルーなど地球連合軍の水中戦用MSの対抗兵器として開発された、セカンドステージシリーズに属する機体。潜水艇型のモビルアーマー (MA) への変形機構を持つ可変MS。型式番号の「3」は水中戦タイプを意味する。
それ以前のザフト製水陸両用MSにはグーン、ゾノが存在するが、アビスは宇宙戦闘に対応し、さらなる汎用性を獲得。MS形態では各種火器の採用により、高水準の砲撃戦機体として機能する。また、他のセカンドステージ機体同様に、フリーダムやジャスティスらファーストステージの基本性能を踏襲。本体の構造もあり、水陸両用機故の陸戦能力の低下は克服された。MA形態に変形した際は水の抵抗を抑えるフォルムによって水中での高速移動が可能となり、対艦戦闘において効果を発揮する。また、本体出力はセカンドステージシリーズ5体中で最大を誇り、重武装の機体を支える高いパワーを持つ。バッテリー部にはパワーエクステンダーを導入。デュートリオンビーム送電システムも採用されており、戦闘時間の延長が可能となっている。水中戦を主体とする機体であるため、VPS装甲は対水圧に適した設定値となっている。
アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、アーモリーワンにおいて地球連合軍ファントムペインにカオスやガイアと共に強奪され、以降は奪取時のパイロットであったアウル・ニーダの搭乗機となり、強奪した2機と共にミネルバを追撃した。
地球上の水中戦において無類の強さを発揮し、インド洋での戦闘ではミネルバに随伴していた潜水母艦ニーラゴンゴを撃沈した。ダーダネルス海峡の戦闘では損傷したミネルバに水中から迫ったが、戦闘に介入してきたフリーダムにレールガンで推進器を破壊され、戦線を離脱した。クレタ島沖の戦闘ではシン・アスカ駆るブラストインパルスと交戦し、水中から飛び出した際に放った3連装ビーム砲によってブラストシルエットを大破させるが、ビームが命中した瞬間にブラストシルエットを分離して直撃を免れていたインパルスがビームジャベリンを投擲する反撃に出た結果、アビスはコクピットを貫かれる撃墜に遭って海中で爆散し、パイロットのアウルも戦死した。
なお、デュートリオンビーム送電システムは上記の通り、一度も使われていない。
漫画版『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』では、アーモリーワンでの運用テスト期のエピソードが描かれ、そこではマーレ・ストロードがテストパイロットを務め、正式パイロットに選ばれていたが、直後にファントムペインの襲撃に遭遇している。