『SEED MSV』『SEED MSV戦記』『SEED ASTRAY』『X ASTRAY』などに登場。画稿の初出は『SEED MSV』だが、スニーカー版『SEED ASTRAY』で先に登場している[注 16]。オーブの宇宙ステーション「アメノミハシラ」防衛用に開発され、M1アストレイを宇宙戦向けに特化させたバリエーション機。
運用環境を極低重力の宇宙空間に限定しているため、脚部はAMBAC肢として機能する改良が加えられ、機体を支える「脚」としての構造は大幅に簡略されている。そのため、地球と同じ重力下では自重を支えて歩行する程度の耐久力しか持っていないが、AMBAC機動時の応答性はM1アストレイに比べて約30パーセント向上している。
また、スラスターの増設・強化によって宇宙空間での機動性をさらに向上させ、背部に追加した推進剤と冷却材の貯蔵タンクによって増加した推進剤の消費量を補っている。機動力以外には、頭部の統合情報インターフェイス複合体(いわゆるV字型アンテナ)の大型化によって通信能力が強化されている。オーブにおける局地用制定カラーリングとなっている青色で塗装されたフレーム部分をもつことから、MBF-P03 アストレイ ブルーフレームと誤認されることも多かった。
本機はアメノミハシラと並行して地上でも量産され、少数はオーブ脱出の際に戦艦クサナギに積み込まれ、宇宙で組み立てられた。クサナギ所属のパイロットの中でもバリー・ホーをはじめとしたエース級パイロットに優先して配備され、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にも参加している。