デトロイトに本拠を置くアズラエル財団傘下の国防連合企業体が、初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズ3機中の1機。
連合軍は先んじてGAT-333を開発していたが、アズラエル率いる連合軍艦隊のオーブ侵攻に合わせて一部スペックを簡略化・改装して急遽建造したのがX370である。
初期GAT-Xシリーズの1機GAT-X303 イージスガンダムと同じくX300系フレームを採用した可変MSとして開発されたが、より簡素化した変形機構を導入している。イージスガンダムは主に宇宙空間での対艦戦闘を想定したMA形態を採用していたのに対し、レイダーガンダムは大気圏内運用も考慮されており、背中の大型可変翼を展開した猛禽のような飛行型モビルアーマー (MA) に変形する。設計も対艦戦を重視したイージスに比べ、対MS戦を重視したものとなっている。また同じ後期GAT-X機のフォビドゥンガンダム同様にMS形態においても大気圏内の空中戦闘を行える。この可変機構と機体特性を生かし、MAの機動性で敵を撹乱しつつ接近、瞬時にMSに変形して打撃を与え、再びMAに変形して離脱するという、レイダー(襲撃者)の名の通りの一撃離脱戦法を基本戦術とする。また、MA形態では僚機を搭乗させ、空輸する事も可能。
強化されたバッテリーを導入するとともに、初期GAT-X機に採用されたフェイズシフト装甲の省電力型トランスフェイズ装甲をコクピットなど重要部位のみに配置したことで、稼働時間が大幅に延長されている。
連合軍の強化パイロット「ブーステッドマン」のクロト・ブエルが搭乗。コズミック・イラ(C.E.)71年6月15日の「オーブ解放作戦」において初めて実戦投入され、僚機フォビドゥンガンダムとの連携によりフリーダムガンダムを追い詰めるが、ジャスティスガンダムの介入を受け撤退を余儀なくされる。その後はカラミティガンダムを含め3機で戦闘を行うが、能力増進の為の薬物が切れたことによる禁断症状のためにパイロットの3人が戦闘を継続できなくなり、撤退した。その後は主にジャスティスガンダムと交戦し、ジャスティスの背部リフター「ファトゥム-00」を使った攻撃により機体の一部を破壊され撤退した。
オーブ戦線から脱出したアークエンジェルとクサナギを追って宇宙に上がり、月面の地球連合軍基地に配備されたアークエンジェル級2番艦「ドミニオン」に配備されて、ドミニオンを新たに母艦とした。直後のアークエンジェル追討任務によりL4コロニー群宙域で戦闘を行い、フリーダムの頭部をミョルニルで破壊する活躍を見せる。